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【難聴児教育】1歳でやるべき事3つ(文字とことば編)

公開日2015/08/21最終更新日2019/07/24

年齢別のポイント

【難聴児教育】1歳でやるべき事3つ(文字とことば編)

1歳になったころから、2歳ごろまでの間に単語が出始めます。ことばは個人差が大きく、聞こえる子であっても2歳頃まで全く話さないような子もいます。

聞こえない子の場合、ことばがでない事の方が多いと思いますので、他の聞こえる子と比べて落ち込まないでください。

 

逆に、特に色々準備する期間とみて良いと思います。大人からみての1年と子供の1年は大きく違います。なので、意外と成長するんですよ!子供。

ではどんなことをやるべきなのか…

家で毎日どんなことでも声に出して話しかけるようにする

意外と赤ちゃんと1:1だったりするとことばにださない事ってありませんか?(私は多いです…。0歳の時は特に、ついつい無言で増えてしまったり…反省してます。)

でもなるべく「今から着替えるよ〜」とか「おてて洗おうね〜」「お水飲む?」等たくさん語りかけてください。

聞こえない子は、ご両親が思っている以上に周囲のことばが耳に入っていません。聞こえる子の場合はお父さんとお母さんの会話や、おばあちゃんとおかあさんの会話も聞こえています。

ですが、聞こえない子の場合は自分に語りかけていることばのうち5割程度しか分かっていないくらいだと考えても良いと思います。そうなるとご両親から聞こえない子への語りかけが重要になってきます

ことばは積み重ねでしか学べないものです。すぐ覚えられたらいいんですけどね〜。

文字とことばがセットという事を学んでもらう。

※無理矢理やらせない!

聞こえる子の子供でも遅い子は話し始めるのが2歳からです。1歳でもあせらずのんびりやること!

やっぱり「勉強」という形になってしまうと嫌がります。
そうではなくて、楽しい事、子供にとって大事な事をことばにして伝えてください。一緒に文字も見せて指差しをしながらことばを話してあげてください。

たとえばどんな風にやるかというと…
①【おちゃのペットボトル】を持ち、【おちゃ】の文字を指差しながら、「お茶飲む?」と聞く。

②ソファーに名前を書いた紙を貼って【そふぁー】とかいておきます。そして子供に「ソファーからおむつをもってきて」と言います。わからなければ、ソファーの文字をゆびさしながら「ソファー」と繰り返し言います。

※ちなみに、本来は話す事すべて紙に書いてやるやり方だと思いますが、1歳から2歳に掛けての間でわざわざそんな事をしなくていいと思っています。(自分が出来る自信が無い…笑)

1歳という早い段階からやるのはご両親の訓練という部分のほうが大きいです。

 

1歳半や2歳になって急に文字とことばをセットにして話す。。。なんて無理です!(器用な人はできるとおもうのですが、私は絶対無理です!笑 せっかくなので、はやめはやめから習慣付けましょう。)

やり過ぎて子供が嫌にならないように、ほどほどにやりながら、日常の中に組み込んでください。

子供の物心がつく前にやってしまえるならそれがベストだとおもいます。「うちはこういう風に話すのが当たり前!」くらいにしてみましょう。

絵本を読む

是非、聞こえないお子さんには【本と友達になってほしい】と思います。なぜかは今度じーっくりお話するとして。(こちらのカテゴリーにどう
1歳をすぎて、2歳になるまでには絵本を読み始めて欲しいです。

ただし聞こえない子に絵本を読むにはいくつかコツがいります。一番大事なコツは必ず本と口が見えるように正面から読んでください。また、本で口が隠れないように気をつけてください。

 

だっこして、うしろから読んだり、ベッドなどで横になって横から読んだりしないことです。
せっかく本を読んでも伝わっていないのは悲しいので…できるだけ正面から本を読んであげてください。


※本を読んであげるとき、手話を使っても良いと思います。

でも出来る限り口も動かして、声をだして、そこに手話をつけるといったスタンスが一番良いと思います。

是非できることから取り入れてください。
もしわからないことがあれば是非ご連絡下さい!

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