【難聴と恋愛】①聾/難聴の世界と聞こえる世界の恋愛に対する感覚が全く違う!

デフサポのユカコです。

本日は難聴と恋愛。

なぜか意外とこの検索キーワードも多いので、やっぱりみんな聞こえないがゆえに恋愛に悩んだりするのかなー?と思い私の経験を書いてみることにします。あくまでも私の体験なのであしからず!笑

 

難聴者が聞こえる人と恋愛・結婚をするのは無理”だと思っている難聴者が意外と多いんです。

 

確かに難聴とか聾の世界に染まりきってると、感覚とか生活のルール等がまるで別の世界のようになっているので付き合うのが難しいところがあります。そして、そういった人たちは、同じ感覚の聞こえない人と付き合うため、「聞こえる人と聞こえない人が恋愛をするのは無理!」だと思っているんでしょう。

 

結論から言うと、私の考えは
「聞こえないから聞こえる人と付き合うのが難しい」
のではなく・・・・

「聞こえる人と考え方や感覚が違うから聞こえる人と付き合うのが難しい」

と思っています。


なんでこんな話なのかというと実は、22歳の春。社会人になり、会社に入社してカルチャーショックを受けた出来事があります。新入社員のころ、会社関係の難聴者の人から「ほかの会社も含めた聴覚障害者の集まり(飲み会)があるのでぜひ来て!」と、お誘いを受けました。

その難聴の集まりに行ったのですが、自己紹介をするとその場でいきなり…

「ゆかこさんはさー彼氏いるの?」と聞かれました。
「はい!いますよー」と答えると

 

「聞こえる人?聞こえない人?」と聞かれました。
「彼氏ですか?聞こえますよー」って答えた瞬間

”非難の嵐!!!!”

このことは今でも忘れられません。ちょ、ちょっとまって、、、聞こえる人と付き合うってそんなレアケースなん?!とそこで初めて難聴者の恋愛事情にびっくりしました。というか、初対面の新入社員に彼氏の有無を聞いた上に、散々非難するん!?と心の中ではドン引きw

 

「えー絶対聞こえる人となんてうまくいかないよー」

(そもそも聞こえない人と出会わないよ~聞こえる人相手だと助けてもらえることも多いし、そんなうまくいかないって決めつけられてもw)

「それ、利用されてるでしょ!」

(どちらかというと相手のほうが尽くしてくれてたよ~就職と同時に向こう仕事辞めて上京しようとしてたんやけど・・・)

「どっちみち結婚は絶対無理よ!だってコミュニケーションどうするの?!」

(コミュニケーションって普通に会話すればいいやん…電話はできないけどそれ以外そんな困らんで…)

「万一、、、彼はよくてもご両親とか反対されるよ!そもそもどうやってみんなと話すの。」

(彼のご両親ともに仲良くしていただきましたが…彼抜きでランチも行ったりするくらいでしたよ…)

「ぜーーーったいうまくいかないから。悪いこと言わないから別れたほうがいいよ」


これ全部、実際に言われた言葉です。衝撃的過ぎて5年たった今でも覚えています。笑

そもそも初対面の新入社員に、そこまでいうか!?と思うくらいいろいろ言われたことにドン引きした私はそこから一度もその集まりに顔を出していません。まあ、その彼とは結局別れた…けど、聞こえないことが理由ではないです。(しいて言うなら遠距離かな?)

その後、結婚した主人も耳が聞こえる人ですし、今の主人のご家族とも普通に仲良くしていただいています。
聞こえないことをひけめに感じすぎる必要もありません。

難聴者だから難聴者しか釣り合わないわけではなく、どんな人と付き合ったっていいやん!

と思っています。
恋愛なんてとくに心が決めるものやし、好きな人と付き合えるのが一番の幸せ!と私は思うわけです。好きな人が難聴者だったらそれはそれで素敵なことだし♪
私自身は難聴者なので、聞こえる人と付き合った方がたくさん助けてもらえたり、知らないことを改めて知ったりできるから面白いところもあるな~と感じています。


そして、冒頭の

「難聴者は、聞こえる人と考え方や感覚が違うから聞こえる人と付き合うのが難しい」

という話ですが、個人的なブログなので、はっきり言います。
聾学校育ちの人に良く見られるケースですが、聞こえないということはどうしても情報が少なくなります。少ない情報の中で育っている&聾学校特有の常識(みたいなもの)があることが多く「聞こえる日本人」とは全然別の世界観を持っていることが多くなります。

どんな世界観かというと。。。
・サポートしてもらって当たり前、ありがとうではなく、当然。
・謙遜とかはなく、ストレートに伝える。
・敬語が使えない、使わない。
・聞こえる人とは合わない、聞こえない人同士でつるんでいる方が楽。
・人間関係が狭いので、深い付き合いが多く表面的な付き合いが苦手。
・聞こえない人の中では自分を出せるが、聞こえる人がいると大人しい。

・・・と私の主観ですがこういう人が多いイメージです。もちろん聾学校育ちだから…と一概には言えませんし、本人の性格もあると思います。しかし聾の世界には多かれ少なかれこういった独自の世界観があります。

分かりやすい例でいうと、日本で一番多いのは「日本人と日本人」の結婚ですよね。
それと同じで「難聴者と難聴者」の結婚も多いのだと思います。考え方が同じなので比較的合いやすいです。
そして「難聴者と健聴者」が結婚する感覚は、「外国人」と「日本人」が結婚するというくらいの感覚になると思います。一般的には「日本人」と「日本人」の結婚が大多数を占めますが、もちろん外国人と結婚する人もいます。お互いが相手の文化について知り、尊重している場合、もしくは片方が相手の文化に造詣が深い場合はうまくいくケースが多いんですね。

それと同じで、難聴者と健聴者の場合も
・お互いが相手の文化について知って、尊重しあっている場合
・難聴者が健聴の世界に造詣が深い
・健聴者が難聴の世界に造詣が深い

場合はうまくいくのではないかと常々感じています。


こんな風に偉そうに言っていますが、私自身聞こえる人と付き合うことで悩んだことはいっぱいあります。
聞こえないことで引け目に感じたことも過去にいろいろあります。

でもいろいろな人と恋愛して、最後に主人と結婚してよかった!って思っています。
「私、耳が聞こえないから…」と卑屈になるのではなくどんどん聞こえる人とも接していろんな人と出会ってみてください。

きっとあなたのことをわかってくれる人がいます。絶対。

 

そんな私がどんなことで悩んだりしたのか…次回はこちら!
【難聴と恋愛】②彼と付き合って知ったこと

 

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3 件のコメント

  • 私も健聴と付き合っていましたし、同じような反応がありました。

    それだけ分離教育がなされてきており、かつ分断が目に見えないように工夫されています。

    まずはその事に気が付いて下さい。

    私の男性の友人の友人には、聴覚障害の女性は騙しやすい、ピュアと言いながら付き合ってた方もいます。

    逆に、「障害者に優しい恋人」という充足感を得たいと言う人もいるでしょう。

  • 追伸:主さんが騙されていた、というつもりはないです。ただ、そういったケースもしばしば聞きます。

    なお、私は生まれた時から健聴世界育ちにして、友人も殆ど健聴者です。難聴の友人もいますが、多くはありません。

    多くの人が、分断の裏側に何が起きていて、何故こうなってきたのか、歴史、文化、政治、科学にまで網羅せず、簡単に相手を否定してしまうのです。

    健聴、聴覚障害、どちらが正しい、間違いではなく、根本原因を探求し、紐解いていくしかないと思います。

  • 難聴で20代の男です。

    > 非難の嵐!!!!
    のくだり、私もユカコさんと同じように経験があって、同じように驚きました。びっくりしますよね。笑
    そうなんですね〜なんて相槌打ちながら、「そこまで言ってくれちゃう?」と内心イライラwしつつ聞いてましたね…
    そんな事を言われたのは初めてで、その時は自分をフォローしてくれる声もあまりなかったため、自分と当時のパートナーの先行きにかなり不安を感じてしまいました。

    逆に健聴者にもそう考えている人もいますが、健聴者と難聴者、わかり合える人(わかり合おうとする人)同士であれば、聞こえないことというのは超えられない壁ではないんじゃないかなって思っています。

    話はそれてしまいますが、恋愛に関して難しいなと思うのは、そういう人といかに上手く出会うかってところですね。
    「気の合う人と一緒にいたいけど、がっつり出会いを求めるような感じでもない」というようなスタンスだと、出会う機会はかなり少なくなってしまうように思います。

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