難聴者が数字に弱い理由は4つある!攻略のコツはズバリこれ!

デフサポのユカコです。

さて今日は。口を読むのが得意!!!と思っている私が、これだけはあかん、苦手やーーー!!というものがあります。それは…

 

数字‼

本当に数字は難しいんです~。なぜかというと

理由1:数字は口の形が似ているものが多い!

声を出さずにしゃべってみてください。

1(いち)

2(に)

4(し)

7(しち)

どれも、同じ感じの口の形じゃないですか??どうしても同じ口の形になってしまうのでわかりづらいです。(昔の日本人は、なんでこんなに口の形が似てるものを選んだんやろう、、、)

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例えば4(し)を、(よん)とよんだり、7(しち)を(なな)と呼ぶように工夫することはできますし、聾学校や難聴者が多い場所ではやっぱりそういう風に呼ぶように配慮されているところもあります。

でも世の中は難聴者を中心に世界が回っているわけではないのでどうしても人によって数字の呼び方は変わります。私自身数えるときにいーちにーさーんしー・・・と、自然と4(し)と言ってることもあります。

理由2:数字そのものは会話の脈絡に関係ない!

理由1のように口の形が同じなだけでなく、さらに、間違えやすい理由がもう一つあります!例えば…

今日は”1時に駅の改札集合”で!って言われたとき7時集合ね!2時集合ね!と聞き間違えても、どれを当てはめてもおかしくなりません。

何時に集合してもおかしくないため余計に間違いに気が付きにくくなります。

これが数字以外であれば、結構前後の文章で判断ができるのです。たとえば口の形が似ているとよくいわれる「タバコ」と「卵」を例に出すと

「今日は朝ごはんパンと「たまご」サラダだけど食べる?」

これが、たとえば「パンとタバコサラダだけど食べる?」と聞こえたとしても、頭で考えると(タバコなんか朝ごはんにでーへんよな!たまごやな!)と前後の文章でわかります。

しかしながら!数字だけはどうしても文章の脈絡は関係ありません。


※待ち合わせ時間や数字を聞き間違えないためのコツ※

例えば今日はここに1時集合ね!と言われ、分かったつもりで「うん」とうなづくとアウトです!

「え、2時?14時の2時よね?」って念押ししながら聞き返すと、もし間違えていたら

「ちがうよ!13時の1時だよ!!」と言い直してくれるので、ちゃんと自分で反復しながら聞き返すのがベストです。

また、上記の例のように時間だけでなく数字が関わるものはすべて同じように言葉に乗せて聞き返すのが一番です!

例えば、「コーヒーを31人分」 or 「コーヒーを32人分」 用意しておいて!といわれても口の形も同じですし、単位も1つしか変わらないのでなかなか間違いには気が付きません。

そういった意味で、文章が関係なく、すべての数字が当てはまるので脈絡で分からないというのは結構想像で補うことが多い難聴者にはつらいところです。

理由3:日常会話に、実は数字がめっちゃ使われている!

・・・と言われても、そんなに数字使っている意識がない人が殆どだと思います。

でも意外や意外!ご飯の時でも…「そこのコップ4つとって」「お箸1膳とって」「お皿を2枚とって」「もうコロッケが残り2つしかない」「今日は2人でご飯だね」とかめーーっちゃ使います。

ちょっとした会話でも使います。例えばエレベーターで「何階ですか?」「7階です」とか、「今日は何日だっけ?」「3月8日やで」とか。

思っている以上に数字は日常会話でたくさん使われています。なので避けては通れないため、どうしても聞き間違いの数が多くなります。

理由4:助数詞と日本語は本当に難しい!!!

聞こえる人はみなさん何気なく使っていると思うのですが・・・改めて意識してみると難しいのが助数詞です。※助数詞とは、数を表す語の後ろに付けてどのような事物の数量であるかを表すものです。

といってもわかりづらいので、例を挙げると

コップが、いっ
お皿が、いちまい
お水が、いっぱい
お箸が、いちぜん
スプーンが、ひと

この、同じ1の個数でも後ろにつく助数詞によって、1の言い方が変わります。聞こえるご両親の場合、これをどうやって覚えましたか?と言われても、

え?言われてみれば…自然と覚えてた。。。となると思います。笑
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それは聞こえるから言えることで…これが聞こえない難聴児にとってはすごく難しいんですね。

さらに難しくなるのが、数字の部分の呼び方が変わるだけではなく、助数詞のところの呼び方もかわります。
1杯を例にしても、「いち」→「いっ」に変わった上に、「はい(杯)」→「ぱい(杯)」に変わります。もちろん、なんでこういう風に語尾が返還されるのかを文法的に説明することはできますが、かなり高度なレベルになります。でも聞こえる人は毎回文法を気にしながら話しているわけではないですよね?無意識に使っているはずです。

こういった言葉が難聴児には足りていないことが多く、知らないと『予測』がたてられないため分かっているようでわかっていないということが多々あります。

※難聴児が助数詞を使えるようにするコツ※

1:1の会話だけだとどうしても物理的にことばのシャワーが足りず、親や周りからの言葉掛けが大事になります。もうどれだけ教え込むかにかかっています!笑

 

親は難聴児がわかりづらいのをわかっているので、最初から指で、”2”とか出したり、

7を「しち」とはいわず「なな」とか、4を「し」ではなく「よん」というように言ってしまいがちです。

 

毎回聞き返されるのも大変ですし、お互いにストレスのない1発で分かる方法を取ってしまいます。

ですが余裕があるときはなるべくあえてわかりづらい言葉を使ってみたり、本人に自分から数字を確認させるようにすることも将来の訓練のためには大事になります。

特に大人になればその数字の大事さに気が付きます。待ち合わせ時間、そうそう毎回間違えられないですしね・・・💦笑

というわけで今日は数字についてのおはなしでした!