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デフサポのビジョン

なんちょうしゃ みらい はな難聴者の未来を華やかに

デフサポでは、難聴者の自立を目標にしていません。自立は目標ではなくひとつの通過点と考え、難聴者が楽しく華やかに、充実した人生を送ることを目標にしてほしいと思います。学生時代を楽しみ、青春を満喫し、社会に出ても自分らしく働けるように、デフサポでは「ことばの力」を育むサポートをします。難聴者の華やかな未来をつくりたいからです。
私自身、難聴を持って生まれ育ちました。でも、聞こえる人が中心の世界で楽しく過ごしています。難聴の子を持つ親や、当事者である子どもの悩みに対して、できることがあると考えデフサポを立ち上げました。私の経験や知見を伝えることによって、次世代の難聴の子どもたちが自分らしく華やかな人生を送れるようにサポートします。

デフサポの特徴

デフサポの特徴

当事者として、親として、
両方の視点から情報を発信しています。

デフサポを創設した牧野友香子は、先天性難聴により耳がほとんど聞こえません。また、産まれてきた子どもは難病を患っていました。
難聴の当事者として、障害者の親として、双方の立場で経験したことをデフサポでの活動に生かしています。
また牧野は自力で地域の学校に通い、企業に就職した経験も持っています。同時に「こうしたらよかった」という後悔の経験もあるからこそ、みなさまに寄り添ったアドバイスができると確信しています。

ことばの力、考える力を伸ばすことを何よりも重視します!

ことばの力、自分で考える力を伸ばすことを重視します。

これからの社会では、自分の頭で考えることがますます重要になります。
思考は、言葉によって成り立ちます。まずはことばの力をしっかり身につける必要があります。
難聴者はすべての言葉を聞き取ることは難しいですが、言葉の力があれば会話の内容を予測して、相手の話を理解しやすくなります。
デフサポでは、言葉の力を育むためには乳幼児期が最も重要だと考えています。専門家の豊富な知見や経験に基づく効果的な方法で、言葉の土台を作りましょう。

お子様だけでなく、ご両親の幸せも大事にします!

お子さまだけでなく、
親御さんの幸せも大切にします。

難聴児のための療育センターやろう学校の幼稚部は平日の日中しか空いておらず、仕事を辞めざるを得ない親御さんも少なくありません。
また、地方では専門機関が少なく、選択肢が限られています。どこに住んでいても質の高い言葉の教育を受けられるように「デフゼミ」を始めました。
デフゼミは、難聴児やそのご両親がやりたいことを諦めないで済むように、教育や子育てをていねいにサポートします。

デフサポのコンセプト

デフサポは、重度聴覚障害者である代表の牧野友香子が、障害をもった子供の親になったことがきっかけとして設立されました。

彼女のもとに産まれた子どもは、骨の難病を抱え、その影響でさまざまな障害を持っていました。「50万人に1人の病気」と医師に言われ大きなショックを受けました。

「なぜ、私だけ?」
「ほかのママたちは幸せそうにしているのに…」
「難聴で聞こえなくて子育ても前途多難なのに、そのうえ障害があるなんて」
ここには書けないようなひどいこともたくさん考えたそうです。


それでも子どもはどんどん成長します。彼女は子どものためにと行動を始めようとしました。

でも、せっかく気持ちが前向きになっても、何をどうすればいいのか、どこに連絡をしたらいいのかわかりませんでした。

病院や役所は対応はしてくれるものの当事者ではないので、親身になってくれるわけではありません。何をすればいいのかが明確ならがんばれるのにと、もどかしい思いをしたそうです。

そのような経験から「難聴である自分の経験が、難聴児の親御さんに役立つかもしれない」と考え、牧野はデフサポを立ち上げ難聴についての発信を始めました。

ワークショップや講演会を経て、難聴児の親御さんが子どもの教育や進路に悩んでいたり、聞こえや補聴器、人工内耳について正しい情報を得られなかったり、現在利用している療育に満足していない場合が多いことを知りました。

近年、中等度・軽度難聴の子どもは地域の学校に通うことが多くなりました。また、重度難聴の子どもが人工内耳をつけ、ろう学校ではなく一般の学校を目指すことが多くなっています。

そういった時代の移り変わりに周囲の知識が追いついていません。

そして牧野は、親ができるサポートは、難聴児が過ごしやすい環境づくりと、本人のことばの力やコミュニケーションスキルを高めていくことという考えに至りました。

そのためデフサポでは「難聴児本人」と「周囲の環境」の双方のアプローチを大切にすることをコンセプトにしています。

代表牧野 友香子

代表牧野 友香子

# 重度聴覚障害者(当事者)# 子供が難病児・障害児(親の立場)ソニー株式会社での人事経験(7年)2児を育てるワーキングマザー

大阪出身、横浜在住。
先天性の感音性難聴で両耳110dB〜の重度難聴である。
2歳の時に難聴が判明し、2歳半で初めて補聴器をつける。
幼児期に口話による訓練を行い、一般校に通いながら神戸大学へ進学、ソニー株式会社の人事として7年間勤務。
2018年3月に同社を退職し、2018年よりデフサポが届ける支援の輪の拡大を目指す。

メンバー

スタッフ

  • 矢崎 牧

    矢崎 牧

    (言語聴覚士)

    オーディオロジスト、カナダ言語聴覚士協会会員、Doctor of Audiology (AuD), Ph.D

    担当:アドバイザー、教材作成、記事執筆

    オーディオロジスト、カナダ言語聴覚士協会会員、Doctor of Audiology (AuD), Ph.D

    担当:アドバイザー、教材作成、記事執筆

    MESSAGE

    2000年から3年間、カナダのBritish Columbia大学でオーディオロジー(聴覚学)の修士号を取得し、オーディオロジストとして約2年間カナダの病院で働いた経験があります。そこでは、赤ちゃんから高齢者の方までの聴力検査、ABRなどの脳波検査、補聴器フィッ...

    2000年から3年間、カナダのBritish Columbia大学でオーディオロジー(聴覚学)の修士号を取得し、オーディオロジストとして約2年間カナダの病院で働いた経験があります。そこでは、赤ちゃんから高齢者の方までの聴力検査、ABRなどの脳波検査、補聴器フィッティング、カウンセリングが主な仕事でした。2005年に帰国し、外資系の補聴器メーカーや人工内耳メーカーに7年勤めました。 その後、日本でも臨床に戻れるように日本の言語聴覚士の資格を取得し、2016年以降は現在の兵庫医科大学病院の耳鼻咽喉科の専属言語聴覚士として人工内耳の手術前のカウンセリング、人工内耳の調整、リハビリ、小児の言語療育セッションをしています。家族の協力を得ながら子育てと仕事を両立しています。目的と理念を共有できるデフサポに出会えたことを光栄だと感じていて、今後も難聴者や難聴児とその家族のために貢献できたら幸いです。

  • 古村 由紀

    古村 由紀

    (言語聴覚士)

    担当:カウンセリング、発達検査、教材作成、記事執筆

    担当:カウンセリング、発達検査、教材作成、記事執筆

    MESSAGE

    経済専門番組の番組制作会社、文科省や第三セクターの研究機関勤務を経て、2015年に言語聴覚士免許取得。言語聴覚士に興味を持ったきっかけは、重度自閉症の友人のお子さんを通じて発達障害や脳そのものに興味を持ったこと、ある日突然食べられなくなった...

    経済専門番組の番組制作会社、文科省や第三セクターの研究機関勤務を経て、2015年に言語聴覚士免許取得。言語聴覚士に興味を持ったきっかけは、重度自閉症の友人のお子さんを通じて発達障害や脳そのものに興味を持ったこと、ある日突然食べられなくなった義父を通じて「食べるとは何か」考えたこと、母の難聴進行、いずれにも言語聴覚士が関わっていたことでした。 目的と理念に共感しデフサポに関わらせていただくこととなりました。この高齢化社会では、国の予算が教育にあまり割かれない中、多数派ではない個性を持つ子をよりよい環境で育てるためには、親がどう工夫していくかを自分で探さなければならない状況が多々あります。 デフサポに関わることで、難聴者、難聴児、その家族のために足回りを整えるお手伝いができれば幸いです。

  • 吉尾 香奈子

    吉尾 香奈子

    (小学校教員)

    特別支援学校教諭免許、公益社団法人子どもの発達科学研究所特任研究員、こころの発達アテンダント・学びの発達アテンダント認定講師、日本教育キネシオロジー協会認定ブレインジムインストラクター

    担当:教材作成

    特別支援学校教諭免許、公益社団法人子どもの発達科学研究所特任研究員、こころの発達アテンダント・学びの発達アテンダント認定講師、日本教育キネシオロジー協会認定ブレインジムインストラクター

    担当:教材作成

    MESSAGE

    通常学級担任、特別支援学級担任、音楽専科など様々な立場で、10年間で1000名以上の子どもたちと関わってきました。「すべての人が生きやすい世の中」を実現するためには学校の外に活動の場を広げることが必要と考え、2019年3月に退職。教材開発や講師業、...

    通常学級担任、特別支援学級担任、音楽専科など様々な立場で、10年間で1000名以上の子どもたちと関わってきました。「すべての人が生きやすい世の中」を実現するためには学校の外に活動の場を広げることが必要と考え、2019年3月に退職。教材開発や講師業、学習相談などを行なっている中でデフサポとのご縁がありました。学校現場での経験や発達に関する知識やスキルを活かし、難聴のお子さんとご家族のサポートをしていきたいと思っております。

  • 上島 千恵美

    上島 千恵美

    (司書・手話通訳者)

    大学在学中に図書館司書資格を取得。図書館で9年半勤務し、通常業務に加え、乳幼児を対象としたブックスタートやおはなし会、他行事を担当。図書館勤務時にデフファミリーの来館をきっかけに手話に興味を持ち、2019年から手話通訳者として活動中。

    大学在学中に図書館司書資格を取得。図書館で9年半勤務し、通常業務に加え、乳幼児を対象としたブックスタートやおはなし会、他行事を担当。図書館勤務時にデフファミリーの来館をきっかけに手話に興味を持ち、2019年から手話通訳者として活動中。

    MESSAGE

    聴覚障害児に絵本や本の楽しさを届ける方法を模索していた時、デフサポのホームページに巡り会い『幼児期のことばから、就労までの一貫支援』という想いに惹かれました。本を通じて心を成長させた難聴児は、きっと自分に合った方法で自分の気持ちを発信し...

    聴覚障害児に絵本や本の楽しさを届ける方法を模索していた時、デフサポのホームページに巡り会い『幼児期のことばから、就労までの一貫支援』という想いに惹かれました。本を通じて心を成長させた難聴児は、きっと自分に合った方法で自分の気持ちを発信し、社会や世界と繋がっていけると思います。難聴児、難聴者、そのご家族にとって大好きな一冊に出会えるようサポートをさせていただければ幸いです。

  • 松井 菜穂子

    松井 菜穂子

    担当:教材作成補助、デフサポの運営

    担当:教材作成補助、デフサポの運営

    MESSAGE

    東京都出身。早稲田大学を卒業後ソニー株式会社の人事業務に従事し2018年6月に退社。デフサポの理念に共感し、なにかお手伝いができればと思い参画しました。 趣味は、和菓子の食べ歩きと大相撲や広島カープの観戦です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

    東京都出身。早稲田大学を卒業後ソニー株式会社の人事業務に従事し2018年6月に退社。デフサポの理念に共感し、なにかお手伝いができればと思い参画しました。 趣味は、和菓子の食べ歩きと大相撲や広島カープの観戦です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 細谷 玲子

    細谷 玲子

    担当:総務

    担当:総務

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    ソニー株式会社では約20年間勤務し、物流、生産管理、プロジェクトリーダー補佐、社内カスタマーサポート、秘書、庶務と、サポート業務を多くこなしてまいりました。縁あってデフサポに出逢えたことに感謝しています。自分の経験を活かし、難聴のお子さん...

    ソニー株式会社では約20年間勤務し、物流、生産管理、プロジェクトリーダー補佐、社内カスタマーサポート、秘書、庶務と、サポート業務を多くこなしてまいりました。縁あってデフサポに出逢えたことに感謝しています。自分の経験を活かし、難聴のお子さんとそのご家族をサポートさせていただきたいです。よろしくお願いいたします。

実績紹介

講演・ワークショップ実績(敬称略)

グーグル合同会社、株式会社電通、ソニー株式会社、パナソニック株式会社、株式会社NTTドコモ、パーソルホールディングス株式会社、日本電気株式会社(NEC)、花王株式会社、一般社団法人内外情勢調査会など

講演内容

障害者採用サポート、ダイバーシティ、アクセリビリティなど

主なメディア出演

NHK「ろうを生きる」、日テレ「ニュースエブリィ」、アベマTV、時事メディカル、LINEニュース、yahoo!ニュース、FNNプライムオンライン、読売新聞、西日本新聞、ジャパンタイムズ、メディカ出版など

  • 講演数55
  • デフゼミ配布冊数1234
  • メディア出演数56