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聞こえる人と聞こえない人がうまくいくコツ

公開日2016/08/12最終更新日2019/10/24

健聴者とのコミュニケーション

聞こえる人と聞こえない人がうまくいくコツ

聞こえる人相手には的確に自分の障害を伝える必要があります。

聞こえない人同士であれば、「ああ、そういうところ分かりにくいよね~~!」というような当たり前のことであってもそれは聞こえる人には全然わかりません。

とはいえ、的確に伝えるってどういうこと…?一から十まで説明するの??
難聴者が聞こえる人相手に説明するときのおすすめの説明の仕方について話していきます。

聞こえる人に‟的確”に伝える方法

 

基本的に「耳が悪い」ということは友人であれば知っていると思います。

でも、「どういう場面で、どんなふうに対応してほしいのか」を知っている友人はどのくらいいるでしょうか?

普段はなかなか自分でも気づかないけど、あ!こういう時わかりにくいわ~~ということがあります。(やっぱり難聴者自身もいろんな場所や環境を経験しないとどうしてもわからないことってたくさんあります。)

私の場合は自分でも経験するまで知らなかったことなのですが…明るいお昼間、開放感のあるカフェとかで、窓側に相手が座ると逆光になって、相手の言ってることがわかりにくくなることがありました。

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で、こういう時はどうするのか。

そのまま座って2時間ランチしてもいいけど…せっかくランチしておしゃべりしに来ているので、私の場合ははっきり言います!

「今気が付いたんだけど、こっち側に座るとなあ、逆光で口がみえにくいねん!ごめんやけど席変わってくれへんーーー?」

って言います。

そうするとたいてい、「あ、そうなんや~オッケーオッケー!」とか、「むしろ気づかんくてごめん!」とか言って快く席を変わってくれます。(だって相手もしゃべるためにランチに来てるのに話わかってもらえないと悲しいですしね!)

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今のところ、こういう要望を伝えて、「えー!ちょっと嫌なんだけど・・・」とか、「えーじゃあいいわ!」といったネガティブなことは言われたことがありません。

だって逆に、足の悪い人が友人にいて、その人が「奥の席座りにくいから、こっち側座っていい??」って聞いてきて、「えーいや!!」とか思います??少なくとも私は思わないです。

というわけで・・・

聞こえる人と聞こえない人がうまくいくために大切なことは・・・

事実を伝える!そしてやってほしいことをその都度ちょこちょこ明確に伝える!ことです。

こういうことを続けていけば、いろんな人にその難聴者自身が苦手とすることをわかってもらえるんじゃないかなーと思っています。(聞こえの度合いや、対応してほしいことはみんなバラバラなので)

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実際どういう風に言うのかというと、私の場合ですが・・・暗い夜道での会話は口が見えづらいためがわかりにくいんですね。なので、以下のように伝えます。

【事実】
「暗い夜道だと、言ってることがわかりにくい」

【やってほしいこと】
「明るい場所に出てから話してほしい」
「何度も聞き返すかもけど、許してほしい」
「駅の中など、明るい道を選んで通って帰りたい」

等いろいろその時の状況や、相手によってやってほしいことは変わるかもしれませんが、こういう風に伝えていくことが大切です。
(難聴者の場合こういうことが多く、ついついめんどくさくて伝えないで適当な返事をしてしまいがちですが…私自身テキトーに返事をして、痛い目を見たことが何度もあります・・・)

そうすると相手も、どういう風に対応したらいいのかが明確になってわかりやすいのでお互いストレスフリーでちゃんと分かり合えることができます!

話を聞いていると難聴者は結構、相手に要望を伝えたら悪いな~とか申し訳ないな~と思っている人が多いように思います。それ以外にもこういうめんどくさいことを言って嫌われたらどうしよう・・・とか。

違います!!!むしろ一番ダメなのは言わないパターン。

言わない人のほうが、耳が聞こえない人ってめんどくさい!とか、思われる原因になります。

例えば・・・

「適当にうなづいたり返事をしたりする」→相手には伝わってます!そして、話を聞く気がないんだな・・・と思われて次から誘われなくなったり・・・嫌がられます!

「言わずに我慢してその場をやり過ごす」→友達だからこそお互い楽しく過ごしたいのに、どちらか一方が我慢してるのは本望ではないでしょう。

それ以外にも、難聴者がわかってもらえないことにストレスをためて、イライラしたり、機嫌が悪くなったりしたら・・・一緒にいる聞こえる人から見ると気分屋と思われたり、なんで急に怒ってるの!?となります。だって、「言ってもらってないから我慢してるなんてわからない」もの。

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こういう風に我慢する傾向のある難聴者のほうが、「我慢」して、最後爆発して、

全然配慮してくれない!!

とか

聞こえる人はやっぱり聞こえない人の気持ちをわかってくれない!聞こえない人同士のほうが楽!!

とか言ったりしていますが、

そうじゃなくて、どうしてほしいのかを言ってもらってないからきっと聞こえる人もどういう風に対応したらいいか、わからないんだよ~~!と思います。

なので、大事なのはあ!わからない!とか、こうしてほしい!ということがあったらすぐにその場で、「こういう風にされるとわからなかったから、こうしてほしい!」と要望を的確に伝えることです!

そうすることでお互い円滑な人間関係を築くことができると思います。

(今日も語りすぎた・・・!毎回長い文章ですみません?)

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