デフサポのユカコです。
地域の学校に入る子供達は、周りが聞こえる子達になりますよね。
そんな周りのお友達たちに「聞こえ」について知ってもらうためのページを作成しました!人工内耳のこと、補聴器のこと、どんなふうに困るのか・・・を絵でわかりやすく説明してみました。(2017年度から幼稚園や小学校低学年くらいの子供向けの講演会で使用していた資料になります。)
是非、学校や保育園・幼稚園などより多くの人に知ってもらえるよう、いろんな人に、このページを伝えていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです♪
みんなに知って欲しいことがあるの。あのね・・・
聞こえるみんなは、遊んでいる時にお名前を呼ばれたら、気がつくよね。
もしかしたら誰から呼ばれたかもわかったりするかもしれないね。
周りがうるさくてもお話しが分かるし、先生のお話しもちゃんと聞こえるよね。
あたりまえ?そうだよね。
でも、本当はね、こんなことがあたり前にできるみんなのお耳は本当にすごいんだよ!!
じゃあ、お耳が聞こえない人(聴覚障害者・難聴者)は、どんなふうに聞こえていると思う?
かんがえたこと、あるかな?
実はこんなふうに聞こえているんだよ。
これ、なんて言ってるんだと思う??わかるかな?これはね、「こうえんにいこう!」っていってるの。
でもお耳が聞こえないと「おうえんにいお~」って聞こえちゃったりするんだよ
ことばがとっても聞き取りにくいんだ。
きかいがお耳についているんだけど、それを外しちゃうとなんにもきこえなくなっちゃうの。
救急車の音や、犬のなき声、インターホンに電車もぜーんぶきこえないこともある。
すこしむずかしいんだけどね、補聴器と、人工内耳のおはなしをするね。
これを、つけている人を、みたことある?
どっちも聞こえない人を助けてくれるきかいなんだよ!
補聴器は音を大きくしてくれる機械なんだよ。これをつけると、ヒソヒソ声の「おはよう」が「おはよう」って大きな音で聞こえるんだ。
でも耳が聞こえない人は、さっき話したみたいに「こうえんへいこう」が「おうえんにいお~」って聞こえちゃうから、音が大きくなっても「こうえんへいこう」が「おうえんにいお~」ってきこえるから、何を言ってるのかはわからないの。
人工内耳は、外から聞こえる音を◯△☓・・・みたいな色々な電気信号に変えて、その刺激で直接脳に音を伝えているんだよ。補聴器よりももっと聞こえがよくなるんだよ。
ちょっと難しい話だね。じゃあ、きかいを外すとどんな風に聞こえると思う?
人それぞれ色々な聞こえ方をするんだけど、聞こえなくなっちゃう人もいるね。
車や電車の音も聞こえなくなっちゃうと、とっても危ないよね?
だからね、聞こえない子にとって、このきかいはとっても大切なお友だちなんだ。
大事にあつかってあげようね!
補聴器や人工内耳をつけたらみんなとおなじに聞こえるかというと、ちがうの。
こんなふうに名前を呼んでも気づかない時。
どうしてあげるといいとおもう?
そう、おともだちの前でてをふって、よばれているっておしえてあげるのもいいね。
周りをみておえかきをすることはわかったけれど
先生のいってることがわからなくて、なにをかいたらいいのかわからなくて困ってる・・・
そんなときはどうしてあげたらいいと思う?
そう、先生が言ったことをもう一回言うのもいいし、かくものを、ぱっとおしえてあげるのもいいね。
みんながわいわいしゃべっているときや、まわりがうるさいと、お話がわからないことがあるの。
そんなときに、「なんて??」と聞ける時もあるけれど、みんなが楽しそうにしているから、聞きづらいな・・・っておもっちゃうこともある。
そんなふうに言ってることがわからない子がいたとき。
あ!わからなかったのかな?と気づいたら、どうしてあげたらいいとおもう?
そんな時は、今こんなお話だよ!って、おしえてあげたりするのもいいね!
あなたにはそれができるかな?
耳が悪いお友達のこと、少しきにしてくれるととってもうれしいな!
あのね、みんなが住んでいる地球には、いろんな人がいる。
肌の色が黒い人もいれば、男の子も、女の子も、足の悪い人も、目の見えない人も、絵を描くのが上手な人も、走るのが早い人もいる。
いろんなひとのこと、知ってなかよくできたらいいね。
ここまでみてくれてありがとう!
そんなみんなは、とってもすてきな人なんだろうな。
周りの大人の人やお友達に、ぜひいろんな人がいることをおしえてあげてね!
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最後まで読んでくださってありがとうございました!
こちらは無料で公開させていただいていますが、今後要望があれば、冊子などにして学校などで配っていただけるような形にしたいと思っています。
(そのためにも、ぜひ拡散してもらえると嬉しいです!)
デフサポでは、引き続き聴覚障害のある子供たちが「ことばを獲得」できるように、そして「人生を楽しく、自分らしく過ごしていけるように」支援していきます。
今後とも応援していただけると、とっても嬉しいです。