こどもが耳が聞こえないことにコンプレックスを感じたとき親はどうすればいい?2

さて、今日は前回(前回はこちら)のつづき。

聞こえない子供が聞こえる子と接するときに
”聞こえるひとに障害(聞こえないこと)をできるだけ隠したい”と思うときがあります。


①子供が補聴器を隠したがる(髪の毛で隠したり、わざと外したりする)
②筆談をしてもらう必要があるのに、大丈夫!わかった!とわかったふりをする
③聞こえないことを内緒にする。
④聞こえない子と全く同じことをやりたがる(ついていけていない)

・・・などなど、いろいろなパターンで出てきます。


 

親から見ると、ちゃんと「私はこうされると聞こえないからこうしてほしい」とか「耳が悪いからこうしてほしい」とか最初にしっかり言ったほうがあとあと楽だし、早くこうしてほしいとか、聞こえないとかちゃんといいなさいー!!!

って思うと思います。
その気持ちはすっご――――――――く分かります。

それでもあえて私がお勧めしたいのは

子供のやりたいようにやらせること!(見守りは必須)です。


もちろん、ご両親の言う通り、障害を隠したって絶対うまくいきません。
障害があるからやっぱり聞こえること100%同じようにはできません。

最終的には最初にいっといたほうが良かったやん!というくらい、お子様がいやな思いをする可能性も大いにあります。

でも、それでいいんです。

 

たとえば・・・・
障害を隠したいと思うから自分なりに内緒にした。

でも結果的にうまくいかなくて問題になった。挨拶されたのに気が付かなくて無視してると陰口を言われた

慌てて耳が聞こえないことを言って誤解を解いた

次は耳が聞こえないことだけは言おう

でも耳が聞こえないことを言ったけどみんなちゃんと教えてくれない

そうか、どういう風にしてほしいか言わないと分からないんだな


・・・といった風に自分で体験して、実際にいやな思いをした経験をしたほうが、あ、次からはこうしたほうがいいな。と気が付くんです。これが学習です。

結果的に早くハードルを乗り越えるのも”自分の考え通りにやってみて”失敗した経験がある子たちです。


ご両親が丁寧にハードルを乗り越えられるようにしてるのはそのハードルをすり抜ける方法しか教えていないんです。

子供が自分でハードルを乗り越えているわけではないので、また同じハードルが出たときに、乗り越えられないんですね。

結果何度も何度も同じ思いを繰り返すことになります。

障害があるからこそのハードルがかわいそう、取り除いてあげよう、なるべくいやな思いをしないようにしてあげようじゃなくて

障害があるからこそのハードルもあるけど、一回自分でやってごらん!失敗したら相談しにおいで!ママもパパも見守ってあげる!いつでも受け止めてあげるからね!

くらいの気持ちで見守るのが一番ベストです。

もちろん、いじめなどにかかわってきた場合や度を超してきた場合はフォローしてあげてください。ただなんでもかんでもご両親が子供が嫌な思いをしないようにこうしてあげよう、ああしてあげようというのはよくないです。というお話でした。