こどもが耳が聞こえないことにコンプレックスを感じたとき親はどうすればいい?2
公開日2015/11/08最終更新日2019/08/03
難聴がコンプレックスになった時
さて、今日は前回(前回はこちら)のつづき。
聞こえない子供が聞こえる子と接するときに
”聞こえるひとに障害(聞こえないこと)をできるだけ隠したい”
①子供が補聴器を隠したがる(髪の毛で隠したり、
②筆談をしてもらう必要があるのに、大丈夫!わかった!
③聞こえないことを内緒にする。
④聞こえない子と全く同じことをやりたがる(ついていけていない)
・・・などなど、いろいろなパターンで出てきます。
親から見ると、
ちゃんと「
って思うと思います。
その気持ちはすっご――――――――く分かります。
それでもあえて私がお勧めしたいのは
子供のやりたいようにやらせること!(見守りは必須)
もちろん、ご両親の言う通り、
障害があるからやっぱり聞こえること100%同じようにはできません。
最終的には最初にいっといたほうが良かったやん!というくらい、
でも、それでいいんです。
たとえば・・・・
障害を隠したいと思うから自分なりに内緒にした。
↓
でも結果的にうまくいかなくて問題になった。
↓
慌てて耳が聞こえないことを言って誤解を解いた
↓
次は耳が聞こえないことだけは言おう
↓
でも耳が聞こえないことを言ったけどみんなちゃんと教えてくれない
↓
そうか、どういう風にしてほしいか言わないと分からないんだな
・・・といった風に自分で体験して、実際にいやな思いをした経験をしたほうが、あ、次からはこうしたほうがいいな。と気が付くんです。これが学習です。
結果的に早くハードルを乗り越えるのも”自分の考え通りにやってみて”失敗した経験がある子たち
ご両親が丁寧にハードルを乗り越えられるようにしてるのはそのハ
子供が自分でハードルを乗り越えているわけではないので、
結果何度も何度も同じ思いを繰り返すことになります。
障害があるからこそのハードルがかわいそう、
障害があるからこそのハードルもあるけど、一回自分でやってごらん!
くらいの気持ちで見守るのが一番ベストです。
もちろん、いじめなどにかかわってきた場合や度を超してきた場合はフォローしてあげてください。ただなんでもかんでもご両親が子供が嫌な思いをしないようにこうしてあげよう、ああしてあげようというのはよくないです。というお話でした。