【私の体験】重度難聴と普通学校での生活③
公開日2016/04/08最終更新日2016/09/12
学校生活での配慮
そして本日は、運動会について書いてみました^^
難聴の人は運動会等のイベントでも困ることがたくさんあります。
例えばどんなことかというと…
結構運動会や発表会での踊りって、基本的に運動場に音楽が流れて、それに合わせて踊ったり、陣を組んだり…いろいろと音楽のタイミングでやることがたくさんあります。
しかし私の場合はその音楽が聞こえない!!!
たとえかすかに聞こえてもまったく何の音楽なのか、踊りのどこの部分の音楽なのかわからない…!
というわけで、前の人と横の人の動きを見て、合わせて踊る感じになります。笑
つまり・・・
最前列等、横の人が見えにくい場所にしてしまうと、音楽が聞こえないので踊りのタイミングがわかりません!
そこでおすすめの場所は・・・だいたい2-3列目あたりで、かつ人に挟まれている位置。です!(イラストの通り)
これを書いていると、客観的に見て、聞こえないって大変だなーと改めて思ったのですが、
意外と本人はこれが普通なのでたいして大変とか思っていません。普段も、練習の時もこんな感じなので気になりません。笑
聞こえる状態を知らないため、
「音楽に合わせて踊る=周りを見てあわせる」
ことだと思っているので、普通に音楽が聞こえていなくても踊れます。
そしてお次はこちら!
かけっこやリレーの際のピストルが聞こえません!
め―っちゃ静かなところでピストルの音だけであればわかるときもあるのですが、
運動会ってたいていかなーりざわざわしているので聞こえません。
なのでそういう時は旗を振ってほしいor手で合図してほしいとお願いをして、ピストルと同時に旗を振ってもらっていました!
※とはいえ・・・先生によって対応はいろいろです…。
言わずとも対応してくれるような呑み込みのいい先生や、お願いしたら快くいいよ~!と言ってくれる先生もいれば、え!?わざわざ旗やるの?!といってイヤソーな先生もいます。笑
運動会って結構子供にとって大事なイベントじゃないですか~!運動が大~好きだった私にとって、練習含め、本番も旗を振ってもらえるかどうかは、結構切実な問題でした…笑
そしてリレーなどは、クラスの熱気も集中するので、スタートが大事です。そういった時はチームメイトに事情を話し、トップバッターはやめてもらい、2番目以降、アンカーまでのどこかに入れてもらっていました。笑
というわけで今日は…
難聴者は運動会の音楽の音、ピストルの音は聞こえない!
というお話でした^^