新しい環境への挑戦と、自信をつけることの大切さ
公開日2016/08/15最終更新日2018/01/13
自分に自信をつけるために
新しい環境に不安を感じるのは当然
新しい環境に踏み込む前は誰だって不安感だったり緊張感を感じるものです。
しかし、人にとって”新しい環境”に出ることはとても大切なことです。
そしていやがおうにも新しい環境出ないといけないことも人生には多々あります。
特に幼少期~学童期は幼稚園、小学校、中学校、高校、大学…と学生時代でも少なくとも大きな転機が5回あり、その中でも年に1回はクラス替えがあると、年に1回は新しい環境で過ごすことになります。
もちろん普通に聞こえる人でも不安感だったり期待感だったりいろいろな気持ちを抱えて新しい環境やチャレンジをすると思うのですが、難聴者の場合は難聴がある分、新しい環境に挑戦することがすごく怖い人も多いんですね。(もちろんそうじゃない人もたくさんいます。)
なんでかというと、普通の人は気にしないようなことですが…
まずそもそもの前提として難聴者はコミュニケーションに不安を抱えていることが多い!
のが難聴者なんですね。
新しく会う人は私の発音をわかってくれるだろうか…どうやって耳のことを説明しよう・・・相手の言ってることがわかるかな…?筆談に快く応じてくれるかな…?等、
普通に聞こえる人に比べて気にすることがたくさんあります。
そういった本当に基本的なところから不安に思うため、聞こえる人に比べて期待感よりも不安感のほうが上回りやすいです。
聞こえる人は基本的にこういったコミュニケーションに対する心配はなく、人間関係だとか、環境だったり、そういうところからの不安感だと思います。
難聴者の場合、根本的なところで外国人のような心配をしなければいけないことが多くなるので、難聴者の場合、いつも同じ人とばかりつるんでる…とか、そういうことが多いかもしれません。
難聴者こそどんどん新しい環境に飛び込むべき!
どうしてかというと、新しい環境で意外と大丈夫だった! といった成功体験を積むことでどんどん自信につながります。
例えば、新しいクラスになっても、初めて話す人とも会話が何とかなった!とか、優しい子が多くて聞き返しても全然問題ない雰囲気だった!とか。
逆に最初は口がわかりにくい人ばかりだ~~(´;ω;`)とおもったけど、実際2か月くらいしたら慣れてきてわかるようになってきた!とかそういう風に最初の数日は大丈夫かな・・・という不安感が強くても数か月後にコミュニケーションの問題はだいぶ消えることもあります。
たくさん新しい環境を経験して、そこで成功体験を積むことで私、意外と大丈夫かも!!という自信を持つことができるようになります。
”成功体験”というと大げさに聞こえますが、実際はすごく小さなことでもいいんです。それこそ、マクドナルドで自分で注文ができた!とか。そうすると自信がついて、次から「自分で注文」することができるようになるかもしれません。
聴力が軽い子だと、お母さんと電話して言ってることが分かった!とか。
普通の子でもあるじゃないですか?一人でおつかいができた! 一人で家でお留守番できた!とか一人で味噌汁を作った!とか。そんな感じで難聴者も聞こえる世界で何らかのチャレンジをすることができたらいいな~と思います。
本当に小さいことも大事で、そのプチ成功体験の積み重ねが大切だと感じています。
それが一つ一つ積み重なって、結果大きな自信、自分への自己肯定感につながります。
難聴者にこそ、人よりも多く成功体験があるべき!
不安感が大きいからこそ、いろいろなことにチャレンジをして、あれー意外といけた!とか大丈夫だった!とか。
もちろん何度も失敗してもいいんです。練習してできるようになるのも素敵な成功体験です。
実際私の経験から言うと・・・
大抵のことは意外となんとかなる!
もちろんいつもいつもすっごくいい!!✨体験をできるわけではなく、いやなことだったり、苦手な人がいたりとかそういったこともあります。そして正直言って、プチ成功体験以前にプチ失敗もめっちゃしてるし、大きな失敗もめっちゃしてます!
それこそ人一倍恥ずかしい思いとか、迷惑とかかけまくってきていると思います!笑
それでも、自分なりにいろいろ工夫したりして、成功体験を積み重ねてきたからこそ今の自分があるのかなーと感じています。
そして難聴の子供になるべく成功体験を体験させるためには何が大事なのか・・・
次回に続きます!