難聴者が選ぶ!難聴児におススメの絵本の選び方5つ

ここのところ、ことばと文字編を書いていたので、今日はちょっと寄り道をして絵本編!について話してみようと思います。


難聴児は絵本がお友達になると、ことばの力が格段につく!!

これは本当に間違いありません!
難聴児は耳からことばが入らない分、ことばの力が付きづらいです。しかし絵本を有効活用すれば、メキメキことばの力がついてくるため、ぜひとも読んであげてください。

忙しいなら週末だけでも、できるなら週に3回以上は。というわけで!難聴児にどういった絵本がおすすめなのか、解説して行こうと思います。


 

難聴児におススメの絵本の選び方のポイント5つ!


・絵本を選ぶ時に擬音語擬態語のあるものを取り入れる事

難聴児にとって苦手な擬音語擬態語は、絵本から取り入れるとすっと入りやすいです。
絵でこんな感じなのか!とおもえるような絵本を選んであげてください。

例えば雨ひとつにしても…
「雨がザーザー降っている」
「雨がしとしと降っている」
パラパラと雨が降り始めた」
「雨上がりにからっとした天気になった」

本当にいろいろな表現方法があります。
ほとんどの絵本にはだいたい1つくらい入っています。

ぜひ読み聞かせの時に注意して(強調して)読んであげてください。


 

・感情が絵でかかれている絵本を取り入れる事

怒り、悲しみ、嬉しさ…といった説明しにくいものも絵本の中で話の流れでわかりやすくなります。
こういう感情のものこそ絵本でどんどん取り入れて行くべきです。

例えば
「おおかみがやってきたのでおそるおそるドアを開けた」
「みんなでお祝い!とっても楽しいな♪」
ドキドキ、大冒険だけど、お母さんに怒られないかな…」

絵本は感情を言葉で表すことを教えるための良い教科書になります。聞こえる子は誰かが言っている事を自然と耳にして、ああ、これは怒ってるときに言うんだなあ…等と学ぶのですが、どうしても聞こえない子は学ぶ事が出来ません。

絵本という第三者が話している事を目にすることで、ああ!と理解するため絵本はかならず取り入れてください。


・文字の情報量が多すぎず、でも少なすぎずのバランスの良い絵本を選ぶ事

子供によって語彙数の多い子と少ない子の差がありますので子供に取ってぴったりの絵本を選んでください。

学力相応に語彙数のある子に対しては学力相応かそれ以上のものを与えるべきですが、どちらかというと、聞こえない子は学年を2歳、3歳ほど下のものを見せてあげた方が達成感が得られやすく、ベストかと思います。

お子さんのことはご両親が一番知っているので是非とも興味を持ちそうなものを選んであげてください。

文字と絵の両方で分かるようなバランスの良い絵本がBESTです。


・絵本を子供に選ばせる事、そして絵本を読む事を強制しない事

絵本が楽しくないと、その後の読書量にも影響が出てきたりします。難聴児には必ず「本をお友達」にしてあげる必要があります。たくさんの言い回しや、親から学ばないことば、そして正しい場面での感情の表現の仕方、たとえ話…様々なことばの力を本から学ぶ事が出来ます。

聞こえる子がお友達とお友達の会話や、店員さんとお客さんの会話、親と、祖父母の会話…いろんな会話を聞きながら耳にしている事を、聞こえない子は学ぶ事が出来ません。

そういった学ぶ事が出来ない様々なシーンを、絵本が教えてくれます。


 

・親が読んでて楽しい絵本を読んであげる事

これがなんだかんだで一番大切だと思っています。

難聴児にとって、絵本は文字を覚えるツールになります。
ことばでは説明しにくい「擬音語擬態語」だけではなく、ありがとう、嬉しい、悲しい、寂しいといった「気持ち」を学ぶ事が出来ます。

読み聞かせをしてあげる年齢であれば、ご両親が読んでわくわくするような、楽しい絵本や、好きな絵本を是非よんであげてください。子供は感受性が強いので、楽しくなさそうなものには興味を示しません。

楽しい気持ちで読める本を探してください。


 

余談・・
でも本を好きにさせるって難しい・・・

好きか嫌いかは性格!確かにそうかもしれません。
でも、好きになる環境を作ってあげる事はできます!

たとえば夜寝る前にママと一緒に本を読む時間、朝はパパと新聞を一緒に読む時間…みたいに大人と同じように本を読む時間があっても良いと思います。だってパパやママが本を読まないのに、「本を読みなさい!」っていわれたって読まないでしょw!

親がこの本好き!って言って楽しそうに読んでたら”読みたくなる”、”親と一緒の事をしたくなる”…子供ってそんなもんじゃないですか??
家の中を本で一杯にして自分で選ばせたり、面白い本をトイレにおいてみたり。

私の場合は、父も母も本が好きでした。
絵本を毎日私に1冊、妹に1冊(時間のある時は+1〜2冊)夜寝る前に読んでもらっていました。
みんなで楽しい場面で大爆笑したり、感動するところで泣いたり。楽しかったなあ。
小学校高学年の頃には本棚にある母の本を勝手に読んだり、父の本を読んだり…意味が分からなくても読んで行くうちに分かってくる…そんな流れで本が大好きになりました。

一度本が好きになると、子供はどんどん自分で読むようになります。
是非是非最初のとっかかり口をつくってあげてください。

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