難聴児にもおすすめの絵本 1歳編③
公開日2015/12/17最終更新日2015/12/17
絵本の選び方・読み方
さて、今日も引き続き1歳編…もう飽きたわ!!って言われそうですが…せめて1歳編終了まではぜひお付きあいください!よろしくお願いしますー!
今日はこちら!!!1歳半以降の絵本です。
だんだん短いながらも、物語になってきている絵本のご紹介です。
どんどこももんちゃん~~~!!
これはどういう本かというと、「がたんごとんがたんごとん」と同じような感じで「どんどこどんどこ」が続きます。
ただ、最初に紹介しただるまさんシリーズなどに比べると簡単な物語になってきています!!!
やっぱり最初は集中力なども持たないのか途中で飽きてしまいましたが、だんだんちょっとずつ読めるページが増えてきて、最近最後まで読むようになりました。(1歳7か月)
そこでこの本の何がお勧めなのかというと・・・
①リズム感(どんどこどんどこ・・・どん!どどどどど・・・といろいろなリズムがあります。)
②日常で使わない単語が出る(とおせんぼ等)
③似ているが意味が違う文章&接続詞が出る
③の似ているが意味が違う文章について・・・
・ももんちゃんが急いでいます
・それでもももんちゃんは急いでいます
この2つの文章を見比べて気が付くことはありますか?
まず、”それでも”という接続詞が入ります。さらに、「は」「が」の使い分け。
同じようで違う意味になると思います。こういう感覚的なことって私たちは自動的に身についています。
なぜ身についているのかというと、いろんなところでいろんな文章を耳にしているから。
”助詞で~”とか体系的に勉強しなくても、ああ、これはこっちの言い方がしっくりする~!とか自然とわかるんですね。
こういった助詞や接続詞など単語と単語や、文と文をつなぐものに弱いのが難聴児なんです。聞こえない分どうしても文章を耳にすることが普通の人が10割とすると難聴児は2割くらい。
残りの8割をどうやって埋めていくのかというのが難聴児に言葉を教える上での課題になります。
ちなみに、絵本を読むときにこれは”接続詞だ!!!”とか考えてほしいわけではありません。なんでこの絵本がお勧めなのかという理由がわかれば腹落ちして取り組めると思ったので、書いたのであって、こういう言葉の形態を覚えて!とは全く思っていません。
たくさんの言葉を”単語”ではなく”文章”で伝えることができるのが絵本の魅力なのでどんどん読んであげてください✨
というわけでお勧めのももんちゃん。
そしてさいごに・・・・昨日ご紹介した「いないいないばあ」や「いいおかお」と同じシリーズですが、こちらもちょっと簡単な物語になっています。
おふろでちゃぷちゃぷ!
良かったらこちらもぜひ読んでみてください~~♪
接続詞とか助詞とか細かいこと書きすぎてめんどくさ!と思われそうですが、ホント純粋になんも考えなくていいので・・・!ぜひぜひこちらのおふろでちゃぷちゃぷも読んでみてください~~!