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【難聴児教育】2歳(後半)でやるべき事3つ(文字とことば編)

公開日2015/08/23最終更新日2019/07/24

年齢別のポイント

【難聴児教育】2歳(後半)でやるべき事3つ(文字とことば編)

0歳、1歳と続いて、次は2歳編!
2歳になると聞こえる子は大抵ことばが出ています。早い子だと結構おしゃべりをしていたり。

※本日の話は2歳後半をイメージしています。2歳前半の場合はまだ1歳でやるべきことで十分です!

聞こえない子でも手話でぺらぺらお喋りしている子もいるかもしれませんね!では、聞こえない2歳の子がことばと文字を学習するのにどんな事をすれば良いのか。

家のものにとにかく名前を文字にして貼ろう。

まずは、家のものに名前を書いてください。

つくえ、テーブル、ソファー、トイレ、ドア、玄関、靴…ありとあらゆるものがあると思いますが、一気に全部書く必要はありません。まずは20個、30個、、、100個と、どんどん増やして行けば良いです。そして、その文字を指差しながらはっきりと口をあけて声に出して読んでください。

語彙数を増やすのとともに、この文字はこんな発音の仕方なんだな、こんな口の形をしているんだな…と子供が学べるようにします。

つぎに、文字を貼ったものを会話の中に組み込みます。

例えば「テーブル」と「タオル」に名前を貼った時は、
・「テーブルの上にあるタオルを取ってね!」
・「テーブルの下にタオルが落ちているから、拾って!」
・「お父さんにテーブルの上のタオルを渡して」

など、色々な文にしていろんなことを伝えてみてください。
そして子供がその名前を覚えればどんどんはがしてしまいます。テーブルが分かってるな!と思えばはがしてください。

(余力があるなら…)覚えても使わなければ忘れてしまうので、出来る限りノートかExcel等に記録しましょう。そうすると、どんなことばを教えたか、覚えたかが分かります。

動作をカードに書こう!

先ほどはものの名前ということで名詞が中心でしたが、次は動詞を中心に教えてあげます。
ことばの基本は全て「名詞」と「動詞」です。子供が日本語を学び始める順番になります。

動詞をどういう風にして教えるかというと、
毎日使う動作をカードにします。2歳〜3歳の子供相手なので大きめのカードにしてください。
出来るなら絵をつけると視覚的に分かりやすいかもしれません。

どんなカードかというと・・例えば
・おはよう!
・もう遅いから、そろそろ寝よう。
・お風呂で体を洗います。
・今からご飯を食べます。
・テーブルにお箸を並べてね!
・オモチャを箱に片付けよう。
・おやつを食べよう!今日のおやつは○○だよ!

※語尾は家で話しているものでOKです。
です・ます調でもいいですし、フランクな言い方でもいいです。

話す事が増えてくるとカードも増やしてみてください。
カードを使う時は口が見えるようにはっきりと話してください。

2歳っておにいちゃん、おねえちゃんになってきたようで、まだまだ子供です。出来なくて当たり前なんです。

日々の習慣に取り入れる事を意識して、勉強と言った形にはしないでください。うちはこうやって喋るのよ〜!くらいの勢いで!
子供は毎回見てないと思います。でも意外と見ていないようで見ていたり・・日々の努力が積み重なってある日アクションがあるとおもいます。

0歳1歳でやったこと、そして2歳でやるべきことを”少しずつでもいいので”継続してください。

2歳になって急にやる事が増えました。
0歳の時のハグから、オモチャ、そして1歳の絵本…もできるかぎりどこかで取り入れてください。でも全部”ちゃんとやらなきゃ!”というわけではありません。

たまにやらない日があったって良いと思います。
私は偉そうに言っていますが、毎日は無理です!笑
遊びに行きたい日だってあるしね!

2歳になって急激に文字が生活の中に入ってきます。
でも、ここで文字嫌いにさせちゃったらこの後が大変です。

のんびりゆっくり。

焦らずに積み重ねて行きましょう


他にも絵カードや、カレンダー、絵日記等色々名方法があります。

ただし、大切にしてほしいのは、いろんな方法は確かにありますが、

「必ず全部するべき」なのではありません!!
「お子様に合っているもの」かつ、「ご両親が出来る事」を取り入れて行けば良いのです。

今後いろいろな方法をまとめて行きたいと思っていますが、まずは、この3つをやってみてください。

大変なこともありますが、是非一緒に頑張って行きましょう。

 

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