【難聴×会社】難聴と研修の相性が悪い理由5選。

さて、①ES編②面接編を経て、我が社では新人研修がありました。そして配属後も部門内での研修があります。その他、若手研修などいろいろな研修があり、従業員を育てようといった意欲のある会社だったと思います。

しかしながら…”研修”って、本当に難聴者にとって鬼門なんです!!
重度難聴に限らず、人工内耳や軽度の人も苦手な場面になります。今回はその事についてお話しようかなーと思います!

難聴と研修の相性が悪い理由

1、講師が頻繁にかわる&1回きりのことも多い。

研修期間中は日替わりのように講師が変わります。
口の読みやすい人もいれば、読みにくい人もいますし、資料を使う人もいれば、口頭ベースでお話をする人もいて、本当に様々な研修形態についていくことは大変でした!そして、昨今の流れなのか、座学オンリーではなく座学×実技(グループワーク)がセットになることが多かったこともあり、様々な口の形に慣れるのが大変でした。

基本的に私の場合は授業が始まる前に”聞こえないこと”を伝えるのですが、「わかりました〜!大丈夫ですよ!」と言う割に、配慮といった配慮をしてくれる講師は少なく、なかなか口を見せたり、資料を指したりしてくれず、結構苦労しました。

2、研修で同じグループになる人は、初対面の人が多く、日によってメンバーが変わる

会社の研修は、どうしても講師だけではなく参加者同士も初対面の人が多く、かつ研修の数時間のうちであってもグループが変わることが多々ありました。

そのため、自身の難聴について説明するタイミングが掴みづらく、聞こえないことについて深く説明する時間が確保しきれずサラッとした説明になってしまうことが多かったです。
また相手側も初めて出会う難聴者にどういうふうに接したらいいかわからないまま、当たり障りのない対応しかできなかった部分もあったと思います。職場だと毎日のように顔を合わせるのでだんだんと学んでもらえるようなことも、その場限りなのでなかなか難しいこともあるなあ〜と思いました。

3、研修内でシビアな時間制限をもうけられる

これは会社の研修形態にもよるので一概には言えないのですが、「ビジネスプランに対する改善案を出す」…といった内容の場合、例えば制限時間30分でメンバーと話し合って問題点を洗い出す…といったことをする必要があります。そういうときに、そもそもブレスト等が聞こえなくてわかりにくい場面であることをメンバーが認識していない上に、時間制限もあることで、結構速いスピードで会話が進みます。

更に、皆で付箋に書いたり、ホワイトボードに書きながら話すと、話している人の口が見えづらいので、”今なんて言ったんだろう!?”と思うことは多々ありました。なので、時間制限が厳しいものは個人的にはすごく苦手でした!笑

4、とにかくディスカッションが多い

研修の一番の難しさはこちらだと思います。とにかくブレスト、ディスカッションが多い!

しかも初対面のメンバーがそれぞれいろいろな考えを話すわけで、会話内容の予測をつけづらいんですよね。
さらにブレストがヒートアップしていると、途中で話がわからなくなっても「え?なんて??」と聞き返しづらいタイミングがあったり、さっきの話とは流れが変わっていてもそれに気が付かず、ちょっと過去の話を出しちゃったりして、「それさっき決まった!」と突っ込まれたり。

ただ、これは本当に自分の読唇術を鍛えるすごくいい経験になりました。
何度も研修を繰り返しているうちにヒートアップしていても聞き返すタイミングが読めてきたり、先のことまで展開して考えるようになったり、座る場所も意識してかわるようにしたり、すごく経験値が上がったなと思っています。

5、グループでの発表と質疑応答が多い

実は結構研修ではグループで発表することが多かったり、質疑応答の多い場面があります。で、「発表」は簡単なんですが、問題は「質疑応答」!!!
予測していない想定外の質問や、単語が出てくるとなんの話?”となってしまうこともありますし、質問者の場所が遠いと口が見えず何を言っていたのか理解できないままになってしまうということもあります。
なので私が発表者になる場合は、質疑応答に関しては周囲のメンバーにフォローしてもらえるように事前にお願いをしておいたりと、工夫をしてなんとか乗り切っていました。

ほかにもまだまだたくさんありますが、私にとってはこの5つが一番研修嫌いになる原因でした。

情報保障も限界がある。

おそらく、研修の際、ノートテイクやパソコンテイクなどはしてもらわなかったのか?という質問があるのでは…?と思ったので書いておきます!

実は、会社の人事の方から専門家にお願いをして、プロのノートテイカーさんを用意していただけたことがありました。
私個人としては人生初のノートテイクでした!なのでものすごく期待でわくわくしていたのですが…

私自身があまりうまく活用できなかったため、結果的にはテイカーさんをつけずに自分自身で研修メンバーにわからなかったことや、どうしたいかをしっかり伝えたほうがうまくいく結果となりました。

あくまでも私の場合なので、人によってはもちろん手話通訳やノートテイカーさんを使ったほうがいい場面もたくさんあるとおもいます!そしてノートテイカーさんの素敵な仕事ぶりは本当に尊敬できる仕事だと実感しています。

会社の研修時ノートテイカーさんが厳しいのでは?と感じた理由

どうしてノートテイクをうまく活用できなかったのか。その理由についてもちょっと述べてみます。

・ノートテイクのスピードよりも周囲が話すスピードが速すぎた。
 (時間制限があったため皆急いでいた。)

・ディスカッションで専門用語や、その他各分野の専門的な話が中心になってしまった。
 (例えばせめて、医学の分野、マーケティング分野などと決まっていればよかったのですが研修のときは技術職の子から、MK、コーポレート等専門が多岐にわたるメンバーが多く、各部署の話を踏まえた上で何ができるか提案という形だったので、それぞれの専門用語&略称での発言が多かったので難しかったのでは?と想定されます。かつ、誰かからが知らない用語が出ると、どういう意味?と聞いたりしていたのですが、ノートテイカーさんを挟むことによってタイムラグが生じて聞くタイミングを逃してしまうことがあった)

・英単語の発音が流暢&英単語が難しいものが多く、カタカナ英語に変換できなかった。
 (ビジネス的な話になってくると英単語が多いのですが、その英単語を知らないのでおそらくカタカナ英語にも変換ができず、??と書かれたのではないかと想定しています。とはいえ、私の場合聞こえていても絶対わからなかったのでここは全然影響なしですw)

・座学であれば、講師から資料をもらっておいたりと、事前予習ができるが、ブレストだと話が多岐に渡るので難しい。
 (ノートテイカーさんの仕事を深く把握しているわけではないのでなんとも言えませんが、おそらく資料などではなくブレスト関係だとそもそも難しい上に、内容が複雑すぎて追いきれなかったのかな?と思っています。)

・数字の計算等、ぱっぱと言われるのでノートテイクに書ききれなかった
 (例えば、このマーケットの規模が〇〇人だとすると、〇〇%が…と、バーっとしゃべる子が同じグループにいたので、書ききれずに〇〇人?というふうにわからなかった…と書かれている内容もありました。)


こういった事情と、おそらく会社のメンバー的にたまたま厳しいノートテイクになってしまったのではないかと思っています。

「???」とか、「〜〜」とか、「わかりません。。。」だらけのノートテイクを見て、個人的には、空欄の多いノートテイクをみながら会話に参加できなくなるよりも、自分で口を読んで、わからないときに聞き返したほうが速い!という判断をしました。

もちろん、ノートテイカーさんのことをどうこう言うつもりはなく、テイカーさん自体は本当に素敵な方だったと思っていますし、今でも本当に感謝しています。
そして、ノートテイクを初めてお願いしたことで、もし次ノートテイカーさんをお願いするのであればこういう時…という自分なりの判断値が生まれたことに感謝しています。

自分の難聴と性格を理解して、自分なりにベストな方法を考える!

結論から言うと、これはもう、一概にこれが正解!とは言えないと思っています。
人によってはノートテイクが正解かもしれないし、ロジャーが正解の人もいれば、いろいろな正解の形があると思っています。
そして研修内容によっても違うでしょうし。命にかかわることだったら、面倒でも100%の理解が必要だと思うし、私のように割り切って80%でいい!としてしまうことは出来ないと思います。なので、その都度その都度でベストは異なってくると思いますし、臨機応変に対応していくのが一番かなって思います!♪

グループワークメインの研修の場合、私なりのベストはこちらです。

①座る席をわかりやすい席にする

②最初の自己紹介のときに、聞こえないことだけではなく「ディスカッション」形式で話すときは聞き返しが増えることを前もって伝えておく

③わからないことをわからないままにしないで、サッと聞く!


④質疑応答のときはチャットや、代わりに答えてもらう、もしくは質問を復唱してもらうなどサポートをしてもらえるよう伝える


⑤研修の内容を100%理解しようと頑張らないで、大事な話がわかればいい!と8割の情報で満足する


こういう感じでやってました!笑

でも、こちらはまだまだ試行錯誤中で、いろいろ考える必要があるな〜と思わされています。
次回は、新人のときに配属された部署で周囲とどうやっていったのか、という話をしていければと思います!(*^^*)

 

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