難聴者が数字を苦手とおもう4つの理由と、攻略法について

(2018年12月28日加筆修正)
デフサポのユカコです。

さて今日は。口を読むのが得意!!!と思っている私が、これだけはあかんねん。
どうしても、どうしても苦手ーーー!!というものがあります。それはずばりコチラ。

数字は難聴者にとってめっちゃ難しい。その理由はずばりこの4つ!

理由①数字は口の形が似ているものが多い!

みなさん、こちらの数字を声を出さずにしゃべってみてください。

1(いち)

2(に)

4(し)

7(しち)

どれも同じようなの口の形ですよね。
なんとなーくわかりましたか?

数字は、どうしても同じ口の形になってしまうのでわかりづらいです。
(昔の日本人は、なんでこんなに口の形が似てるものを選んだんやろう、、、)

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例えば4(し)を、(よん)とよんだり、7(しち)を(なな)と呼ぶように工夫することはできますし、聾学校や難聴者が多い場所ではやっぱりそういう風によむように配慮されているところもあります。

でも世の中は難聴者を中心に世界が回っているわけではないのでどうしても人によって数字の呼び方は変わります。私自身数えるときにいーちにーさーんしー・・・と、自然と4(し)と言ってることもあります。なので、なるべくどっちの言い方をされても理解できるようにしておきましょう!

理由②数字そのものは会話の脈絡に関係ない!

口の形が同じなだけでなく、さらに、間違えやすい理由がもう一つあります!
例えば…

今日は『1時に駅の改札集合』で!って言われたとき
「7時集合ね!」
「2時集合ね!」
と聞き間違えても、どの数字も当てはまりますよね。

数字の難しさはここで、何時に集合してもおかしくないため余計に間違いに気が付きにくくなります。

これが数字以外であれば、前後の文章で基本的に判断ができるのです。
たとえば口の形が似ているとよくいわれる「タバコ」「卵」を例に出すと

「今日は朝ごはんパンと「たまご」サラダだけど食べる?」

これが、たとえば「パンとタバコサラダだけど食べる?」
と聞こえたとしても、頭で考えると(タバコなんか朝ごはんにでーへんよな!たまごやな!)と前後の文章でわかります。

しかしながら!数字だけはどうしても文章の脈絡は関係ありません。ここがもう一つ、苦手な理由です。

理由③日常会話に、数字が頻出する!

・・・と言われても、実際はそんなに数字使っている意識がない人が殆どだと思います。
でもよく考えて意識すると結構使っていることが多いんですね。

例えばご飯の時を例に上げると、

 

「そこのコップ4つとって」
「お箸1膳とって」
「お皿を2枚とって」
「もうコロッケが残り2つしかない」
「今日は2人でご飯だね」

それ以外でも、ちょっとした会話でも使います。

エレベーターで
「何階ですか?」
7階です」

「今日は何日だっけ?」
日やで」

 

「何時頃に帰ってくるの?」
6時くらいかな〜」
「おそいから、5時位にかえっておいで」

こう思うと、思っている以上に数字は日常会話でたくさん使われていませんか?
数字はどうしても避けては通れないため、それだけ聞き間違いの数が多くなります。

理由④助数詞と日本語は本当に難しい!!!

聞こえる人はみなさん何気なく使っていると思うのですが・・・
改めて意識してみると難しいのが助数詞です。

※助数詞とは、数を表す語の後ろに付けてどのような事物の数量であるかを表すものです。

といってもわかりづらいので、例を挙げるとmessageImage_1457346356447

コップが、いっ
お皿が、いちまい
お水が、いっぱい
お箸が、いちぜん
スプーンが、ひと

この、同じ1の個数でも後ろにつく助数詞によって、1の言い方が変わります。聞こえるご両親の場合、これをどうやって覚えましたか?と言われても、え?言われてみれば…自然と覚えてた。。。となると思います。笑

それは聞こえるから言えることで…これが聞こえない難聴児にとってはすごく難しいんですね。

さらに難しくなるのが、数字の部分の呼び方が変わるだけではなく、助数詞のところの呼び方もかわります。

1杯を例にしても、「いち」→「いっ」に変わった上に、「はい(杯)」→「ぱい(杯)」に変わります。でも聞こえる人は毎回あってるかどうかを気にしながら話しているわけではないですよね?無意識に使っているはずです。

こういった言葉が難聴児には足りていないことが多く、こういったことばを知らないと会話での『予測』がたてられないため分かっているようでわかっていないということが多々あります。

さて、次は私がどうやって間違えないように攻略したかのお話です。

待ち合わせ時間や数字を聞き間違えてトラブルが起きないようにするコツ

例えば今日はここに「1時集合ね!」と言われ、分かったつもりで「うん」とうなづくとアウトです!

「え、2時?14時の2時よね?」

って念押ししながら聞き返すと、もし間違えていたら

「ちがうよ!13時の1時だよ!!」

と言い直してくれるので、ちゃんと自分で反復しながら聞き返すのがベストです。

 

また、上記の例のように時間だけでなく数字が関わるものはすべて同じように言葉に乗せて聞き返すのが一番です!例えば、「コーヒーを31人分」 or 「コーヒーを32人分」用意しておいて!といわれても口の形も同じですし、単位も1つしか変わらないのでなかなか間違いには気が付きません。

そういった意味で、文章が関係なく、すべての数字が当てはまるので脈絡で分からないというのは、会話を想像で補うことが多い難聴者にはつらいところです。

難聴児が助数詞を使えるようにするコツ

1:1の会話だけだとどうしても物理的にことばのシャワーが足りず、周りからの言葉掛けが大事になります。もうどれだけ教え込むかにかかっています!笑

親御さんは自分の子供がわかりづらいことばや苦手なことばを無意識のうちに理解してしまいます。

当然ですよね。そして毎回聞き返されるのも大変ですし、お互いにストレスのない1発で分かる方法を取ってしまいます。

・最初から指で、”2”とか出す
・7を「しち」とはいわず「なな」という
・4を「し」ではなく「よん」と言い換える

その気持は本当に良くわかります。面倒ですもんね。

ですが余裕があるときはなるべくあえてわかりづらい言葉を使ってみたり、本人に自分から数字を確認させるようにすることも将来の訓練のためには大事になります。

特に大人になればその数字の大事さに気が付きます。待ち合わせ時間、そうそう毎回間違えられないですしね・・。

というわけで今日は数字についてのおはなしでした!
ぜひぜひ参考にしていただけると嬉しいです♪

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