【難聴あるある!】其の九
公開日2016/02/20最終更新日2017/03/28
難聴あるある
さて、今日は難聴者と会話について。
聞こえないとどうしても会話って難しいところがあります。日常でも困ることってあるんですよ~。
どういう感じかというと…
聞こえる人の場合耳からの情報を取捨選択ができるんですね。
例えば机の上でノートを取りながら、目の前でされている会話を聞き取ることって難しくないと思います。
その話がもし自分にも興味深い話だったら、会話に加わるし、まったくもって興味がなければその会話をシャットダウンすることもできると思います。
(いやこの能力ホントにすごい!)
でも、、、難聴者のばあいはこんな風になってしまいます。
口を見ていない限りは目の前で話されている会話の情報はゼロです!まったくもって何の話なのかも分かっていません!!
しかも目の前で話している内容が難聴者にもかかわりのある内容の場合結構話している方は普通に聞こえる人の感覚で「ユカコにもこの話伝わってるだろう…」と思ってるんです。
たまたまその話が出た時に、私が「えええ!?そーなんですか?!」みたいにびっくりしたことで、初めて目の前で交わされていた内容を私が知らなかったことに気が付いて
「えー!?ゆかこもあの場におったやん!」と言われたり、
「ああーそういえばユカコ聞こえへんのやったなあ!ちゃんと声かけてあげれば良かったね!ごめん!」ということもよくあります。
でもたまたま何かの機会で出た話だったら私も知らなかったことに気が付くからいいのですが・・・
絶対結構知らないままで終わっている話ってすごく多いんですね。そういった意味では日常生活の8割くらいの雑談などはわかっていないと思います。
そしてお次は先ほどの話とは正反対の部分ですが
逆にたとえば私の目の前で会話をしていることに気が付いたとします。そうすると、気になるときはちゃんと話している人の口元を見てなに話してるのかな~~?
と見ていると
こんな風になるわけです・・・。
たまたまそれが私に関係ある話だったらいいけれど、大抵は関係ないことの方が多いじゃないですか?その(関係ない)会話をじーーーーっと見つめる私。笑
そうなると、え、どうした?!なんでユカコこんなに見つめてるん?
なんか話したいことあるんかなー?
みたいな感じで「どうしたの?なにかあった?」と聞いてくること、もあります。
会話はどうしても難聴者と切っては切れない部分です。
会話って直接本人に向かって話しているものだけではなく、周囲の会話を拾ってほかの会話に入ったり、入らなくても聞いていたり、そういったもののほうが多いと思います。
さらに結構本人に向かって直接会話をするよりも結構周りからの会話に入ったり、周りの会話を聞いて判断したり、へ~と新しく知ることのほうが割合的にすごく多いと思うんです。
そういったことからやっぱり情報不足になりやすいのと、耳から聞こえない分マナーや時事の話、常識などははいりにくいなあ~と思います。
※私の場合はもう割り切って、「雑談の話とか目の前でされててもどうしてもわかっていないことが多いので、大事なこととか、伝えておくべきことは私を直接会話に入れてください~!」と伝えてます。雑談に私も入れて!みたいなかんじです。