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世の中には”マナー”があることを教えてあげられるのはご両親しかいない!

公開日2015/11/05最終更新日2019/11/16

■コミュニケーション

世の中には”マナー”があることを教えてあげられるのはご両親しかいない!

注意※※私がやってることなので、時と場合に応じて臨機応変に対応してください!※※

例えば身近なマナーとして、お友達の家に遊びに行くとき!を例に挙げてみます。

お友達のおうちにおじゃましたとき

①「お邪魔します~!」などと言って玄関からあがる

②上がると靴をそろえる

③手土産を渡す

④帰るときのお礼

が一連の流れだとすると

 

例えば、①の「お邪魔します~!」も、聞こえる子供は自然と耳にして自分でも口で言えます。

言わなかったとしても”人の家に上がるときは「お邪魔します」ということを知っている”んですね。

その反面聞こえない子は言わないのではなく「お邪魔します」とみんなが言っていることを知らないんです。

 

ご両親が聞こえない子にもわかるように「おじゃまします」って言ってお邪魔することで、聞こえない子は初めて「あっ、人のおうちに上がるときはお邪魔しますって、言うんだなあ。」と知るわけです。

  逆に、②の靴をそろえることは聞こえない子でも自然とわかるんですね。目で見てわかるから。

言葉でなく態度で示すことに対しては聞こえない子は学習が早いと思います。

 

そして③の手土産を渡すことについてですが、子供が先にお部屋に遊びに行って、そのあと親だけで

ご両親から友達のご両親へ”といったパターンも多いと思います。

そしたら子供は見ていないことになります。聞こえる子はそれでも耳で手土産を渡しているときの会話などを聞いていたりするので自然と学ぶのですが、聞こえない子にはまったく伝わっていません。”目”でみていないと情報は伝わりません。

 

マナーは、態度だけでなく言葉でしっかりと教える

もし時間が許すなら手土産を買いに行くところからぜひ一緒にやってみてください。

 

ご両親「今日は○○ちゃんちにおじゃまするからお菓子を買ってから行こう!」

お子様「なんで?○○ちゃんちにお菓子を買いに行くの?」

 

ご両親「お友達のおうちにお邪魔するときはね、何か手土産をもっていくのよ。」

(追加するなら)「今日お邪魔するお友達の家族と、今日一緒に行くお友達の人数より多めに買おうね。今日は○個入りにしようか!」

このあたりは臨機応変にお子様の年齢に合わせて教えてあげてください。)

お子様「ふーん、そうなんだ・・・。」

そしてお友達のおうちで手土産を渡します。

 

 ご両親「心ばかりですが…(この辺りは仲の良さなどもあると思うのでお任せ。笑)」

お友達のご両親「えー気を遣わなくていいのに!ありがとう~!」(等)

 

など、手土産を渡しているときの“場面”を、「聞こえないお子様」にはぜひ見せてあげてほしいと思います。

そうすると、最初は言っていることがわからなくても「人のおうちに行ったら手土産を渡す」ことがインプットされます。

もちろん1回じゃ身につきません、何十回と見て、自然と覚えていきます。

 

 それでですね。

聞こえないお子様がやっちゃう「あららー?」なこと。

 

お子様「お母さん、人のおうちにお邪魔するときは手土産を持っていくって言ったのに、○○ちゃんのお母さんはなんで手土産ないのー?」

とか

お子様「さっきケーキ買ったんだよ!○○ちゃんのお母さんに渡したの!ケーキ食べたーい!」

 

とか・・・ 

ちょっと黙って!といいたくなるようなあらら~なこともやっちゃいます()

家に帰ってから聞いてくれるような空気の読める子だったらいいのですが、子供ですし…聞こえる子でもやっちゃうことのあるパターンです。

 

うちの子は、そういうことを言いそうだなーと思った時は前もって「これはやってもやらなくてもいいの、お母さんがやりたくてやってることなのよ。」大きくなっている年齢であれば「やらない人もいるけど、ちゃんとしたマナーだから本当はやるべきこと。でも人にそういうことを言ってはいけないのよ、人それぞれなの」とか。

もちろん理解できるできない年齢などもありますのでお子様に合わせてなにかしらマナーについての説明をしてあげてください。

 

 

長くなっちゃいましたが、、、

こういうことの積み重ねで聞こえない子でもマナーを覚えることができるようになります。

もし、“人のおうちにお邪魔するときは手土産をわたす”ことがインプットされていれば…

 

・営業などの仕事で人の家にお邪魔するときに“手土産を持っていく”

・彼氏、彼女の家にお邪魔するときに“手土産を持っていく”

・上司や目上の人の家にお邪魔するときに“手土産を持っていく”

 など、将来こういうことに応用が利きます。

 

将来、自立したときにこういったことが自然と思いつくし、自分がやったことがなくてもなんとなくわかったりするんですね。

人の家に行くときは=手土産がいる ことがわかると、何を持っていこう?やどうやってもっていこう?ということが調べられたりします。知らなかったら調べようとすら思いつけません。

というわけで・・・

【マナーはご両親の態度をみせて子供に教えよう!】というお話でした。

 

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