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【難聴者の友人と】マナーは親から教えてほしい!

公開日2015/11/04最終更新日2019/11/19

■コミュニケーション

【難聴者の友人と】マナーは親から教えてほしい!

さて、今日は先日の続きです!

先日会った、耳の聞こえない彼女は、聞こえるご両親に育てられています。でも、マナーや常識を親から教えてもらったことがない!と言います。

細かなルールを知らなくて、大人になって社会人になって初めて知った事があると言っていました。

親から教えてもらえなかったマナーとは?

例えばどんなことがあったの〜?と聞いてみたところさらっと挙げてくれただけでもこんなにありました(笑)

・引っ越しの時は隣人に挨拶をする

 ・誰かのおうちに遊びに行く時は手みやげやお菓子等を持っていったりする

 ・人に声をかけるときには声を出すことが大事、いきなり肩や机を叩かない

 ・仕事で期日を守れない時は早めに言う

 ・結婚式のときは”ピン札”を用意する

・すごいね〜とか言われた時に毎回「そうなんです!」とか「でしょ?」とか返さない

 ・「ご苦労様です」は、目上の人には言わない

 

彼女「ユカコ、こういうこと知ってた〜??」

私「そうだねー確かに知ってる。

とはいえ、引っ越しの時の挨拶や、結婚式のマナー等は場数を踏んで覚えたところもあるし、初めての時は周りの人に聞いたり、ネットで調べたりしてる部分もあるから最初から知ってたわけじゃないよ!」

 

彼女「そっかーみんなこういうこと当たり前に知ってるやん?どうして知らないのに、ネットで調べられるん~!?」

「そうか〜確かにそういわれてみたらそうだなあ…。確かに”うっすらと知っている”か”まったく知らないか”というのは同じ”知らない”でも全然意味合いが違うよなあ。周りの人の会話とかで自然とわかってる部分もあるかも!」

 

彼女「どうやったらマナーとかって覚えられるんだろうー??」

私「最初はいろいろマナーの本とか見てみたらどうかな?でもマナーの本って結構堅苦しいし”こうしないとだめ”ってなってるから”臨機応変”に対応することも忘れたらだめやで」

 

彼女「そうかー本買ってみようかな~。マナーってむずかしいなあ。でもどうして知ってるんーホンマにそこがわからないー!!」

私「うんうん!難しいけど、マナーって要は相手のことを考えることやと思うねん。だから、されて嫌なことはしないっていうのが前提にあればいいと思うよ!ユカコの場合は普通学級で育ってきてるからわりと感覚が聞こえる人寄りなところもあるかもしれない。だから自然と周りのやり方を見て覚えた部分もあるかも~」

 

といった話をしました。

私の場合はお年玉やお祝い事の時にもらうお札がピン札だったことから、”大事な時はピン札”なんだろうな~とか、なんとなく”引っ越しって挨拶なに持っていくんだろう?”と思った事に対して自信が無いのでちゃんとしたマナーを調べるという形だなあと気がつきました。
もちろん、親から聞いたものもあれば、友達から聞いたものもあります。確かにそもそも”まったく知らないと調べすらもしないよなー”と思いました。

”マナー”って別に聞こえる聞こえない関係ない部分もあって、聞こえる人であってもちゃんとしたマナーが出来ない人もいるんですよね。人それぞれです。例えば私は”電車の中でケータイで話す人はマナー違反”だと思うけど、そう思わない人もいます。

 

マナーって要は”相手のコト”を考える事だと思うんですね。

相手に”不快”な思いをさせないようにすることがマナーだと思っています。

なので…”これが100%正解!”というマナーはないと思っています。 とはいえ、最低限の一般的な常識やマナーは決まっているものがほとんどです。

・相手を気持ちよくさせるにはどうしたらいいかな?
・不快にさせないならどうしたらいいかな?

というのを考えてみるようにお子様には教えてあげてほしいと思います。それが将来マナーや常識を覚えようと思うことにつながると思っています。

聞こえない子は、ここで差がつく

常識や当たり前にみんながやっていることを”知らない”から悪気なくやってしまう。大人になると注意してくれずに陰で”あの人常識ない・・・”と思われてしまう。

でも本人たちは悪気があるわけじゃないんです。”知ったらちゃんとマナーを守る”人が多いと思います。

なので私自身はこういうことを教える場を将来作りたいと思っています!

次回は、「小さいときに覚えるべきマナー」について思うことを書いていきたいと思います。

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