10/26【講演レポート】デフサポ主催@大阪_ことばと就労について
公開日2019/10/27最終更新日2020/02/16
実績報告
昨日無事に大阪公演が終了しました!
今回の講演は
10:00−11:30:AMコース 矢崎STからことばについて
11:30−13:00:交流会(自由にご歓談ください)
13:00−14:00:PMコース 学生の頃に悩んだこと
14:00−15:00:聴覚障害者の就労について(人事と当事者の視点から)
という流れでデフサポ主催の講演をしてきました!
午前中:矢崎STより「言語発達の傾向とどんな工夫でことばを伸ばすか?」
という話をしてもらいました。
一般的に言語発達も運動発達も含め、乳幼児期からどんな発達をしていき、どういう言葉を話せば良いのか?が分かるような素敵な講演でした。
最初はAVTの話からリング6音の話も。リング6音はぜひこちらをご覧ください。
▼もう本当にこのブログ記事だけでもためになります!!笑
家庭でできるきこえのチェック!リング6音について言語聴覚士が徹底解説!
そして聴覚活用の話が中心ということも有り、0歳〜6歳までの未就学児が中心でしたが、幼少期からのことばや認知の発達の仕方の理論的なことだけではなく、実際にどんな感じでの発達なのか、どういう会話ができるのかといったビデオもあってかなりわかりやすかったのも良かったです。
聴覚メモリーでできることなど、「ああ〜なるほど…」と勉強になることばかりでした。その後はどういうふうに声掛けをしていくのが良いのかという話で、かなりためになった部分があると思います、いろんな声かけができるのはすごく大事でアクションの話も。
すごく個人的にも障害があるなし関係なく大事な話だなあ〜と思うことが多かったので難聴関係なくいろんな親御さんに知ってほしい話だな〜って思いました。
交流会
多くの親御さんたちがいろいろなお話をしてくださいましたが、親御さん同士で仲良くなったり、今後のどういうことを希望するか、や、先輩お母さんとして話してもらったり…などいろいろなことを考えてくれたりする中で、もっともっとこういう場がオープンになると良いなと思っています。
いろんな療育に通って、色んな場所からいろんな情報交換(うちの療育はこういう感じ…)を赤裸々にできる。そういう場所も意外と少ないんだなーと改めて実感することもありました。
午後1:トークセッションで、学校時代に悩んだことや人間関係の話
そして、午後の公演ではゆきみちゃんと私とで、
・小学校にはいってからのプールの話
・会話が何人まででどういう場所だったらできる?
・人間関係で苦労したことは?
・いじめを受けたことはあるか?
・英語のリスニングはどうしていた?
・留学ってどうやって会話してたの?
などなど・・・
これまでの学生時代でちょっとしんどかったこと、それ以外にもいじめられた話や会社でうまく行ってない…という話をしながらどう乗り切ってきたかという話をしてきました。
ゆきみちゃんは聴覚活用ができる、私は読唇ができるということで、今の社会で行きていく上でプラス面も、もちろん沢山ありますが、学校生活を送る上でプラス面だけではなく、マイナス面もけっこうあったよね〜という話から、辛かったことも赤裸々にお話してきました。
他にも、自分が聞こえないことを自覚したのはいつごろなのか?とか、
自分の聞こえをどういうふうに相手に説明するのか、するようになったのはいつか?
ということも含め、私の乗り切り方とゆきみちゃんのの乗り切り方はもちろん違うわけで。
そういった意味でも色んな話を聞いてもらえたと思います。
午後2:就労について(人事と当事者目線から)
その後は、就労について。
そもそも障害者採用と、一般採用ってどう違うの?という話や、今度障害者採用がどうなっていくのか。
特例子会社で実際の聴覚障害者はどういうような働き方をしているのか?ということも含めて。
また難聴者の感じている話の理解度と、周囲から見た理解度も大幅に差があるということ。そういったことを含めて色々とデータを元にお話した上で、ここには書けませんが、人事目線としてはこういう人は採用しない。とかそういった話も。
そして実際に働いた経験も元にしながら、当事者が働く上でどういったコミュニケーションが大事なのか、それ以外にもどんなふうに聞こえる人が情報を得ているのかという話をしてきました。
ユカコ
今回はことばから就労まで、範囲が広すぎたなとちょっと反省もありますので、次回はもう少しカテゴリーを絞って深ーいはなしができれば!と思っています♪ ちなみに午後からそしてまさかのうちの母も見に来ましたw
※最後に頑張ってくれた、中西STや、ゆきみちゃん、色々とありがとうございました!