8/10【講演レポート】宮崎県聴覚障害児を持つ親の会での講演と交流会

宮崎県に講演に行ってきました!
今回はお盆のタイミングということもあって初めて子どもたちも一緒に連れて行ってみました。すごくのどかな風景。

以前、全国難聴児親の会の総会で講演させていただいたことをきっかけに宮崎県聴覚障害児を持つ親の会の会長、阿萬さんに呼んでいただけました。右の素敵な女性が阿萬さんです!♪

当日は地域の学校の先生方や特別支援学校の先生等が多かったこと、そして想像以上に手話に理解のある人が多かったのが印象的でした。

障害を持つお子さんの親御さんだけではなく、関わっている、いろんな方がいたのが本当もう素敵!

前半の講演テーマ:セルフアドボカシー

前半は、依頼されていたセルフアドボカシーについて。

そもそものセルフアドボカシーとはどういうことなのか?ということからお話ししました。生まれつき聞こえない難聴児は、聞こえる世界を知らないので、音に対する常識が身につきにくいんです。私自身が実体験として聞こえていなくて気づいていなかった点や、聞こえのこと。どう説明を、するようになったのかという話をさせていただきました。

それ以外にも、ことばを知らなかったり、友人と使うことばと、先生が使うことばの違いなんかもお話したり…。また、少しスパルタな考えなのですが、過保護すぎるのもよくなくて、できる限り小さいうちに自分で色々経験させていきましょうといった話もしています。

※↑実は初めて我が子が親の仕事風景?を見た記念の瞬間です。笑

後半の講演テーマ:ことばについてと、やってもらいたかったこと

後編は親にやってもらってよかったこと、逆にやってもらいたかったことといった実体験や時代背景の流れと、ことばの話でした。

「生活言語」&「学習言語」の話や、そもそもことばってどういう風に覚えていくのか、難聴児の苦手なポイントは?というような話をさらっとやりました。

実際に企業で、人事をしていた経験からも、

どういう子が社会でうまくやっていけるのかという社会から求められる力と、子供それぞれで対応方法が違うのでしっかり見極める、育てる力について掘り下げられたかなと思います。

今回は比較的年齢が大きい子が多かったので、未就学児の言葉の育て方ではなく、今後どういう力が必要でどんなふうに育っていけば良いのかという話が中心でした。

ゲームを通してことばを覚えよう♪

その後、子どもたちも交えて大人VS子供ちーむゲームをしながら言葉の語彙を育てるポイントや、言葉遊びを楽しくするということを実践してみました。

例えば、「美しい」「べたべたした」に関係するものはどんなものがあるのか?等も考えてもらったのですが小学生組が結構しっかりしていて、「花の蜜!」と言ってきてわあ〜すごい!!と大人組皆から声が上がったりしていました。

子どもたちの柔軟な考えって本当にすごいですよね。その柔軟性には語彙力も必要なので今後より鍛えていってもらいたいと思います。

その後も、語彙力を試すゲームもやったのですが、大人は「自分に関係するものや、似たカテゴリー」からさがしてきてしまうのに対して、子供は「いろんなジャンルのもの」をあっちこっちから話していました。

そんなこんなで講演会&交流会が終了しました!本当に立場を問わずいろんな方に聞いていただけたことに感謝しています!

宮崎県聴覚障害児を持つ親の会の交流会に参加して驚いたこと

とにかく「自立心」「協調性」「リーダーシップ」を育てる方針なのかなあ〜と感じるくらい子どもたちだけですべてを完結していたのが本当にすごいなと驚きました。(聞こえる子でもなかなかここまでできないですよね。というくらい!)

まず講演会を待っている間に何をして待つかも子どもたちだけで事前に考えてあるんですね。大人が決めるのではなく子供が主体性を持って決めていました。
今回の講演会の間は以下のように過ごしてたようです。

・手品を見る
・トランプ(ばばぬき等)
・ブレスレット&アンクレット制作
・お散歩したりそれぞれ自由に

しかも!その後すごいのが当日の夜に皆でコテージに泊まったときも子供だけの部屋があって、子どもたちだけで寝るんですよね。
加えて、朝も子どもたちだけで朝ご飯をつくり、片付けて、、、と、そこに一切大人の手が入らなかったりするんです。

(実は今もそんなふうに子どもたちが色々と動いている中で、この原稿を書いています。笑)

普通は大人が決めて色々やる中で、この会はちょっと大きい子どもたち(小学生、中学生)が自分で考えて自発的に行動しているんです。それも未就学児の面倒を見ながら!

間近で見ていて、我が身を振り返るというか…、我が子にももっとスパルタでいかないとあかんなあ〜と思うのと同時に、子どもたちだけでも責任を持ってやらせれば自分だけで案外できるんだな。という再発見でした。

宮崎県聴覚障害児を持つ親の会 会長からの感想

阿萬会長

本日は、大変貴重なお話をいただきありがとうございました。ご自身の経験談は、目からウロコの連続でした。
宮崎県聴覚障害児を持つ親の会では、「合理的配慮」を求めるための「意思の表明」の力を育てることを目的に、話し合い活動を重ねてきました。

今回の講演を聞いて、セルフアドボカシーについて、より深く考え、子どもたちにその力を身に付けさせたいと思いました。

実際に子どもたちが社会に出るに辺り、自分自身で考え判断・選択・決定していく中で、私たち保護者が守るだけでなく、より自己理解や自己の権利について考え知ることがとても大切なんだと感じました。

また、保護者が陥りがちなのは教育に熱心になる余り、親子共々楽しめなくなるということです。とても楽しいゲームを教えていただき、子どもたちも私たち保護者も楽しく勉強させていただきました。

これからの成長に大きな影響を与えてくださる講演でした。本当にありがとうございました。

最後に

本当に良くしていただきありがとうございました!
実は仕事関係で、子供を一緒につれていくのも初めてで、どうなるのかなあ?と思っていたのですが、すごく良くしていただき、宮崎県聴覚障害児を持つ親の会でたくましく鍛えられ、1泊ですごく見違えるように成長したなあと実感しています。

手話だけの子から、聴覚活用の子までが一緒になって話しながら自分たちで自分たちのことを決め、責任を持って最後までやっていたことは、今後他の講演先でも是非共有させていただきたいなと思いました。また、自分で意思表明をし、リーダーシップや協調性を育てていくのは、聞こえる、聞こえない問わず大事なことなのでで、ぜひもっと色んな人に知ってもらえたらなと思います。


最後の最後のおまけ話。


翌日も阿萬さんに観光案内してもらい、空港に無事ついたにもかかわらず!待っている席が間違えていたことでまさかの飛行機に乗れない事件…。最終便も出てしまったということで慌ててもう一泊しましたが、放送が聞こえないって不便だなあ〜と改めて思わされました。
しかしJALやANAと違ってLCはやっぱり冷たいわ…(泣)

+3万(航空券変更&ホテル&移動費)の痛い出費でした…(泣)最後の最後まで気を抜いたら駄目ですねっ!笑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。